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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『John Mayall / Looking Back』

John Mayall Looking Back 1969年リリース、ジョン・メイオールがそれまでに発表したEPのB面やアウトテイクなどを集めたコンピレーションです。一応、これまで紹介したオリジナル・アルバムとのダブりは無いのかな(ちゃんと確認してないので間違ってるかも)?兄が友人から借りてきたアルバムで、僕がはじめて聴いたジョン・メイオールのアルバムはこれ。「John Mayall」をどう発音して良いかすら分かりませんでした。もしかするとこれが60年代英ブルースロック初体験だったかも知れません。

 ジャケットと音楽のシブさに、「大人になるとこういう音楽を聴くようになるのかな」な~んて思ったのが第一感。古くさく感じ、面白いとは思わなかった記憶がありますが、それでもローリング・ストーンズ初体験時みたいに「これはダメだ」とは思わず、分からない感じ。兄貴の友達というのが、プロでデビューしていたギタリストだったので「分からないのは僕の方」という意識もあったのかも知れません。
 兄がなかなかこのレコードを返さないものだから、このレコードは何年たっても家にあって、そのたびに聴きなおすわけですが、だんだんジワジワ分かった気になってくるんですよ…学習というヤツですね。子供であるほど理解の幅というのは狭いものですが、成長するほどいろんな物差しを持ち始める、みたいな。

 最初に気付いた良さは、ハーモニカの表現力。「プオーン」とブローする表現力はリトル・ウォルターやサニーボーイ・ウィリアムソン2世を彷彿させるカッコよさで(あそこまでは行かないけど^^;)、ビートルズやストーンズで聴いていたブルースハープとはレベル違い。ああ、これはカッコいい…。

 次に気付いたのは、リード・ギタリストのアドリブの素晴らしさ。このアルバム、3曲目に「Stomy Monday」が入っていて、これが前半は完全なインストで、エリック・クラプトン弾きまくり。うおお、クソカッコいいじゃねえか…クラプトンって、ジョン・メイオールと一緒にやっていた時と、クリーム在籍時が抜群ですよね。でもって、ジョン・メイオールと一緒にやっていた時の演奏では、例の有名なアルバムよりもこっちの方がぜんぜん名演。
 クラプトンの大名演に気づくと、実は他のギタリストの演奏も名演揃いだったことに気づいてしまいました。それまではギターソロを雰囲気だけで聴いていたのが、このアルバムを聴きこむにつれて構成力、表現、ラインの作り方…みたいに、聴きながら自分なりに音楽を学んでいったのかも。「あ、同じフレーズを2回目に変化させることで、連続性と変化の両方を感じさせるのか」とかね(^^;)。で、他のギタリストというのが、フリートウッド・マックのピーター・グリーン、のちにローリング・ストーンズに参加したミック・テイラー…このレコード、クレジットに「Mick」とか「Eric」としか書いてなかったし、当時はそういうギタリストの事もぜんぜん知らなかったので、「ギターはみんなカッコいいな」と思っただけでしたが、実は英ブルース・ロックの名ギタリストだらけ。しかも名演ずらりなんですよ。

 とどめになったのが、レイドバックした音楽の良さ。このレコードをはじめて聴いた頃の僕といえば、70年代後半以降の単純な産業ロックとかニューミュージックとか、そういうものばかり聴いてたんですよね。つまり、演奏に音符に書ける以上の部分まで入り込んだ表現なんてないし、音楽は常に安全圏で一線を越える事もなく、速いとか強いといった分かりやすい良さしか理解出来ず、ワビサビや風流なんてとても理解できる年齢じゃありませんでした。ところがここにあった音楽は、洋楽にしても邦楽にしても、僕がリアルタイムで耳にしていた70年代後半のチャート音楽から消え去っていたものがぎっちりと入っていたのでした。

 ブルース・ロックにもつまらないものはいっぱいありますが、ジョン・メイオールでいえばこのアルバムとか『Blues Alone』(ブルースロックでなくても良いならデビュー作も)、フリートウッド・マックでいえば『Peter Green's Fleetwood Mac』、ジョニー・ウインターでいえば『Johnny Winter』『Nothin' But The Blues』といったアルバムは、表現とか、まったく違う価値観とか、そういうものを教えてくれた音楽でした。こういう音楽の良さを理解できるようになるかどうかは、ロックやポップスを聴いてきた人が、そのまま子供に留まるか、卒業してしまうか、それとも歳をとってからも聞けるロックに出会えるか、この大きな境になるのかも。ジョン・メイオールを聴くなら、僕なら『Blues Alone』と『Looking Back』をまずは推したいです!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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