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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Sylvie Vartan / La Maritza』

Sylvie Vartan La Maritza フランスのミュージシャンの名前を見ると、昔の日本がどれだけフランス音楽に親しんでいたか分かる気がします。今なんて、そんな気配まるでないじゃないですか。でも昔はですね…シャルル・アズナヴールはシャア・アズナブルの名前の元ネタだし、シルヴィ・バルタンはバルタン星人の名前の元ネタです…すみません、生きていて何の役にも立たないトリビアでした。。

 フランスの大衆歌謡は、バルバラやゲンスブールみたいに歌も音楽も大人でうまくて素晴らしいものばかりじゃなくって、日本の歌謡曲みたいないかにもエンターテイメントでショービジネスなものにもよく出くわします。その手の音楽って日本ではシャンソンと言わずにフレンチ・ポップと呼び分けていた気がしますが、フレンチ・ポップと言って僕がすぐに思い浮かぶのが、シルヴィ・バルタンとフランス・ギャルのふたりです。これは1968年発表のシルヴィ・バルタン8枚目のアルバムで、邦題は「パリの妖精」。

Sylvie Vartan La Maritza_EP 今の日本の歌謡音楽って、80年代以降はダンス系だろうがアイドルだろうがロック系だろうが英米音楽の丸パクリ状態がずっと続いていますが、むかしはけっこうフレンチ・ポップからも影響受けてたんじゃないかと。フォーリズムのうしろに、ビッグバンドやストリングスをくっつけて、スタジオで初見でザックリ録音して終わり、みたいな作り方をしてあるので、フレンチ・ポップだってアメリカのポップスのパクリみたいなもんですが、それでもどこかフレンチポップらしさを感じます。グロッケンやティンパニが入ってたり、若干ジャズっぽくなったり、シャンソンっぽいメロドラマ風になったり、変にファンタジーになったり。そして、フレンチ・ポップスは「ヴォーカルレッスンぐらいしてからデビューしようぜ」なんていうひどい歌唱力のままルックスだけでタレントとしてデビューさせちゃったりしますが、そういうところも天地真理以降の日本のアイドル・ポップスにそっくり。

 というわけで、歌は下手だし曲は大量生産品だし、大人になってから聴くもんじゃないな…な~んて思いつつ、やっぱり日本でもヒットした「あなたのとりこ」は、「タッタタラッ」っていうディレイのかかったブラス隊の音を聴くだけで「おお~フレンチ・ポップだ!」なんて感激したりして。でも俺はやっぱりバルタン聖人の方が好きだな(^^;)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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