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Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

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『尾崎紀世彦 / エッセンシャル・ベスト』

OzakiKiyohiko_EssentialBest.jpg 70年代に活躍した日本の男性シンガー、尾崎紀世彦さんのベスト盤です。まだ幼稚園児だったころ、音楽なんて何も分かっていないというのに、この人の歌がとんでもなくうまく感じていました。何をもって上手下手の判断をしていたのか分かりませんが、声量ある朗々とした歌い方に圧倒されていたのかも。歌番組に尾崎さんが登場すると魅せられるように見ていたのを覚えています。

 とか言って、僕が尾崎紀世彦さんの歌で知っていたのは「また逢う日まで」だけ。コーラス・グループのザ・ワンダーズやジ・エコーズのメンバーだったなんて事はもちろん知らず、ウルトラセブンの英語挿入歌「Ultra Seven」歌っていたのがジ・エコーズだったとか、主題歌の「セブン~」の3人目が尾崎さんだった、な~んて事を知ったのはずっと後になってから。
 でもって、1曲しか持ち歌を知らない尾崎さんのこのベスト盤を聴いてびっくりしたのは、洋楽のカバーが圧倒的に多い事でした。日本語でも英語でも歌うんですが、英語もネイティブの発音に聴こえました。調べてみたら、日英クォーターなんですね。そのカバーというのが、フランク・シナトラ「マイ・ウェイ」、エルヴィス・プレスリーで有名な「この胸のときめきを」「愛さずにはいられない」、シャンソンで有名な「サバの女王」にアダモ「雪が降る」、さらにゴッドファーザーのテーマ曲…この曲って歌詞があったのか(^^;)。というわけで、音楽にポリシーがあるわけも、持ち歌で勝負していくわけでもなく、ヒット曲は何でも歌うフランク・シナトラやイヴ・モンタンみたいな売り方をした人だったのかも知れません。
 もうひとつ、このCDを聴いて強く思ったのは、曲のアレンジが70年代の青春ドラマや仮面ライダーっぽい事。ブラスアレンジでイントロや間奏が形成されて、ギターがファンク調のカッティングで、みたいな。「あなたに賭ける」という曲なんて、僕には仮面ライダーのふたつ目のオープニング曲にしか聴こえなかったです(^^;)。

 尾崎紀世彦さんがどういう音楽教育を受けた人なのかは分かりませんが、昭和歌謡の男性シンガーには、ベルカントのようではあるけどあそこまで行かない歌い方をするソウルフルな男性シンガーの系譜というのがありました。布施明さんとか松崎しげるさんとかね(^^)。僕的にはその頂点に立つのが尾崎紀世彦さんで、その中でも一番好きなのが「また逢う日まで」じゃなくて「Ultra Seven」…やっぱりそこか。ウルトラセブンばんざい。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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