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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Vanilla Fudge / Renaissance』

Vanilla Fudge Renaissance 1968年発表、ヴァニラ・ファッジ最高傑作との評判もあるサード・アルバムです。ポップスやロックのヒット曲にバンドアレンジを施して、ヘヴィーに馬鹿テクで演奏したファースト・アルバム『Vanilla Fudge』に比べ、オリジナル曲が大半になってました。

 曲が劇的に構成されているものがほとんどで、大作指向に感じました。ルバートでゆったりとしたイントロ部分があって、アッチェルしていってドッカーンと曲に入って、曲は途中で大きく展開して…みたいな。サイケやアート・ロックの良さのひとつって、アメリカン・ソングフォームでメロディやコード進行だけ入れ替えて、飽きられたら次の曲…みたいな所から脱したところにあると思います。そういう音楽が普通に出てきてたのって、ロックの中だと60年代末から70年代前半だけだった気がするなあ。
 そして、演奏のレベルが高いと感じました。本当に4ピースバンドの演奏か?というほどにオケがぶ厚いです。ティム・ボガートやカーマイン・アピスだけじゃなく、ギターのヴィニー・マーテルという人も、オルガンのマーク・スタインという人も一定以上のレベルにある、プレーヤー集団ではあったんじゃないかと。

 ただ、曲とアレンジがちょっと残念に感じました。これはロックに限らずクラシックにもジャズにも共通するプレーヤーあるあるですが、素晴らしい演奏をするプレーヤーだからと言って、作編曲がきちんと出来るわけじゃないんですよね。せっかくギターとオルガンがいるのに、ギターはアルペジオ、オルガンは和音を押さえてるだけ、みたいなシーンが普通にありました。だから楽節単位で見るとアンサンブルが弱くて、手数が多く音が分厚いわりに歌メロとコードしか感じない状態で、曲としての印象が残らないんですよね。これが「なんとなく劇的だったなあ」という印象だけが残る理由じゃないかと。

 プレイアビリティをテクニックのために使わずに音楽を生かすために使った所は、いいバンドだと思いました。まして、68年のアメリカのバンドで、これだけの演奏能力を持っていて、劇的構成を持った音楽を提示出来たバンドはあまりいなかったので、そのあたりは素直に「すごい」と言いたくなります。一方で曲やアレンジは悪くはないけど褒めるほどのものではないので、それがもうひとつ評価されない理由かも。つまり、ヴァニラ・ファッジの「知る人ぞ知る」ぐらいのポジションって、実は真っ当なのかも知れません。それにしてもジャケット・アートが素晴らしいっす、ロックの黄金時代って間違いなく67~74年あたりだと思ってしまいます(^^)。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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