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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Cactus』

Cactus.jpg ヴァニラ・ファッジを脱退したティム・ボガートとカーマイン・アピス、それにデトロイト・ホイールズのギタリストだったジム・マッカーティらが参加して結成されたロックバンドがカクタスです。これは1970年発表のデビュー・アルバム。カクタスは70年代前半に3~4枚ほどアルバムをリリースして空中分解しましたが、かっこいいバンドでした。

 1曲目「Parchman Farm」、曲はシンプルなロックンロールでしたが、ドラムがすげええええ!!スネア捌きのバリエーションだけでロックに名を残す名ドラマーであること間違いなし。カーマイン・アピス生涯ナンバーワンの演奏ってこれじゃないでしょうか。録音も音が太くていいなあ。そうそう、最後の方に長いドラム・ソロが出てきましたが、もうこの頃にはスーパー・ドラマーの評価はあったんでしょうね。
 ギターのジム・マッカーティも、テン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーばりにペンタトニックで弾きまくり。音もカッコよくて、アンプのナチュラル・ディストーションだけじゃなくてファズ噛ましたみたいなかなか烈しいサウンド。ロックンロールに演奏を組み立てるのも、なるほどデトロイト・ホイールズ出身ですね(^^)。それがカントリー調のアコースティック・ギターを弾くと突然メッチャうまくなるあたりは、カントリーやフォークの時代を経験した世代のアメリカのギタリストだな、みたいな。
 一変して2曲目以降はカントリー・ロック、フォーク・ブルース、ブルース、ロックンロール調の曲がズラリ。そうだった、アメリカのバンドだったな…。というわけで、手数は多いわ激しいわでハードだけど、音楽自体はかなり明るくシンプル。アメリカン・テイストたっぷりのハード・ロックと感じました。60年代前半のアメリカ音楽の先を行った音楽は、アルバム最後の曲がそうかも。

 もしかすると、ティム・ボカートやカーマイン・アピスって、ヴァニラ・ファッジみたいに演奏するのがちょっとめんどくさい音楽じゃなくて、シンプルなもので演奏しまくりたかっただけなのかも知れませんね。次に結成するベック・ボカート&アピスもそんな感じだったし。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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