ディープ・パープルと並んでハードロックの代名詞となっている
レッド・ツェッペリン。いつだったか大名曲「移民の歌」が入ってる
サードアルバムの感想を書きましたが、僕が若い頃は、このセカンドアルバムが名盤として知られていました。サードばかり聴いていたもので、セカンドはものすごく久しぶり。いやあ、懐かしい…。
とにかく思い出補正が強くって、このアルバムが実際にどれぐらい良い音楽であるかどうかは、僕には判断がつきません。もう、懐かしいというだけで好評価になっちゃうんです。でも、中学生の時、最初にこのアルバムを聴いたときにの評価は、実は「??」でした。なんか、「ハードロック」という言葉から想像していたものとはちょっと違ってたんですよね。今の感覚で言えば、ディストーションとかがかかっていて、ロック的なリフがカッコいいとはいえ、すごくブルース色の強い感じ。「ハートブレイカー」なんて、まさにそんな感じの曲です。曲はバンドブルースなんだけど、サウンドはロックで、曲中にはリフが織り込まれている…こうしたサウンドとリフを良いと思えるかどうかが、初期のツェッペリンを良いと思えるかどうかの境界にあるんじゃないかと。で、今の僕にとってはこれがいい感じになのです(^^)。
このアルバムのカラーって、やっぱり1曲目の「Whole Lotta Love」なんじゃないかと。これが、冒頭のリフと、グニャグニャなエフェクトに紛れた後にいきなり始まるギターのソロプレイの2か所だけで出来ているような曲で、初体験時にはこれがつまらなかった。しかし今聴くと…いやあ、これも思い出補正なのか、実に素晴らしく感じる(^^)。そして、リフとツェッペリン重いプレイの白眉が、ドラムソロの大フューチャー曲「Moby Dick」。いやあ、これがカッコいい!!このリフのカッコよさはちょっと他ではない感じです!!
それから、今聴いてちょっと感心したのが、「サンキュー」という曲。すごくブリティッシュ・トラッドっぽいんです。このカラーが、僕が大好きな3rdアルバムに引き継がれたのかなあ、と。「ランブル・オン」なんかは、ハード・ロックとブリティッシュ・トラッドの合いの子みたいな曲で、これもまたすごく面白い。若い頃は、そもそもブリティッシュ・トラッドというのを知らなかったし、またそれを良いとも思っていなかったので全然ノーマークだったんですが、今聴くとこれらの曲の完成度が高いというか、素晴らしく感じるから不思議です。
いずれにしても、ハードロックといって、このアルバムを聴かないなんていう事はあり得ないというぐらいのマスターピース。久しぶりに聴いたら、思った以上に良いと感じるアルバムでした(^^)。
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