『MC5 / BABES IN ARMS』

MC5_BabesinArms.jpg 若い頃、MC5というバンドの音楽を聴くのは簡単な事ではありませんでした。日本盤はなく、輸入盤に頼るしかない状況なので、レンタルレコード屋や町のレコード屋では無理。大きな輸入レコード店も在庫ナシ。そんな中、どういうわけか、近所の輸入レコード店にポツンと入荷されたのが、これでした。MC5というだけで、即借りました。

 内容は、オフィシャルに発表された曲のアウトテイクだったり、未編集ノーカット演奏だったりと、マニア向けの作品みたいです。玉石混合って感じなんですが、とんでもない演奏がふたつ収録されています。"SKUNK"と"LOOKING AT YOU"、これだけで聞く価値あり、おつりもくるという感じでした。
 ひとつ前の記事で、MC5のドラムをべた褒めしましたが、"SKUNK"は、その中でもナンバーワンのパフォーマンスだと思います。同じ曲が他のアルバムにも入っているのですが、こちらの方が良いです。またこの曲、フリージャズのサックス奏者がソロもとっていて、疾走感が半端ではないです。高速道路を走る時に聴くべきは、ハイウェイスターではなくてスカンクだと私は思っています。
 もうひとつのお気に入り"LOOKING AT YOU"、これはロック版のフリージャズというか、ギターの暴走ぶりが凄まじいです。普通に始まったはずの曲が、ギターがえらいことになって帰ってこれなくなって…これこそ音楽というものです。

 色々と寄せ集めのアルバムなので、バンドの色々な側面も見えます。普通にロックンロールをやっていたりもして、これは80年代のパンクバンドの音楽みたいで、退屈極まりないです。どうも『BACK IN THE U.S.A』というアルバムが、この傾向にあるらしいです。というわけで、それは聴かない事にしました。で、例の"SKUNK"は、『HIGH TIME』というアルバムにオフィシャル版が入ってるらしい。というわけで、これは中古盤で見つけた時に買ってきて、聴きました。すごくいいアルバムで、私の求めているMC5は、こっちの方向です…が、本盤に収録されているバージョンの方が、スカンクの燃焼度は高いです。また、アルバム全体としては、ライブ盤の方が上でした。というわけで、おすすめではあるんですが、『KICK OUT THE JAMS』や『BABES IN ARMS』が気に入ったら次に聴く、みたいな順がおススメです。






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Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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