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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『マーラー:交響曲第4番 カラヤン指揮、ベルリン・フィル』

Mahler_Symphony4_Karajan BerlinPhil 1979年録音、カラヤン&ベルリン・フィルによるマーラーの交響曲第4番です。マーラーのシンフォニーの中で演奏時間が一番短いので(それでも1時間弱ある)、「マーラーの交響曲はジジイの説教なみに長いくて聴いてられないぜ」という方には、入りやすいシンフォニーかも。

 このシンフォニーも2~3番と同じように「子供の不思議な角笛」からの詞が引用されていて、「角笛三部作」のひとつに数えられていますが、毛色が違いました。2番3番が長大で色々と斬新(音響の語彙ではなく、従来のシンフォニーの伝統を外れているとか)だったのに比べ、4番は交響曲の伝統である従来の4楽章構成という事もあって、けっこうオーソドックスに感じました。
 古典派からロマン派の交響曲って、普通は4楽章で、1楽章はソナタ、2~3楽章にスケルツォかメヌエットと緩徐楽章あたりを置いて、最終楽章で1楽章と同じ主調に戻ってドッカーン、みたいなのが典型。ロマン派も後期に入った頃の作曲家であるマーラーは、こういう構成をかなりぶっ壊しているんですが、この第4番はマーラーのシンフォニーの中ではオーソドックスな方だと思いました。

 音楽は、1~2楽章はファンタジックで明るく楽しげ(とはいっても2楽章はマイナーですが)、3~4楽章はゆったりと美しく、4楽章すべて通して落ち着いた音楽に感じました。牧歌的と言ってもいいぐらいですが、どこか現実味がないというか、夢の中をただよっているような。個人的には、美しい後半楽章が好き。特に3楽章の前半が美しくて好きでした。

 月並みな言い方になっちゃうけど、ベートーヴェンでいう所の田園交響曲、ブラームスでいう所の交響曲第2番、みたいな位置の交響曲に感じました。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

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