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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Miles Davis / Kind of Blue』

MilesDavis_KindofBlue.jpg なんか、ロックのCDの紹介ばかりが続いてしまったので、この辺りでジャズを。さんざんロックの事を語っておきながら、実はジャズの方が好きなのです(^ ^)。しかも、フリージャズ。しかし、クラシックやジャズの世界は、最初が大変でした。ものすごく興味があったくせに、いったい何から聞けばいいのか分からなかったのです。それで利用したのが、たまたま音楽雑誌の特集にあった「ジャズ最初の30枚」みたいな記事でした。その中から良さそうなものを3~4枚選んで買ったなかの1枚が、これです。

 音楽以前の話になるのですが、まず音の良さ、美しさにビックリ。「うわあ…」と、魅せられてしまいました。「ボ~~ン」と柔らかく響くウッドベースの音がこんなに良いなんて、ドラムのシンバルの音が「シャ~~~~ン」って感じでものすごくきれいで、サックスは…。それで、録音年代を見て改めてビックリ。1959年って、ビートルズのデビューより前じゃないですか。。翌日、同級生の私の音楽のお師匠さんにその話をすると「エレキの音を録音するというのがハンデだったのかもね」なんて話してくれました。なるほど~。

 そして、音楽です。音楽自体は、最初はそれほど良いとは感じなかったです、1曲を除いて。その1曲というのが「Blue in Green」という曲。言葉で形容するのは不可能な感触、しかしあえてそれを表現すれば、あまりに美しかったのです。のちに音大に入ってから、この曲は随分と分析したんですが、分析の進むたびに感嘆は深まるばかり。どう考えてもピアニストのビル・エヴァンスがアレンジしたとしか思えないのですが、すごいのはエヴァンスだけでなく、リーダーのマイルス・デイヴィスのアプローチも、サックスのジョン・コルトレーンのアプローチも見事という他はありません。スケールをパラパラ吹いているだけなんて、そんな安易なものではないのです。

 聴いていきなりショックを受けるような音楽ではない気がします。しかし、ジワジワ来ます。そしてそのジワジワは、私の場合、音楽というものを知れば知るほど深くなっていきました。



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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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