元々このアルバムは、40分弱の全6曲という形で発表されました。僕が最初に買ったのはこれで、これが素晴らしかった!!1曲目"Young Man Blues"での、ヴォーカルと掛け合いで叩かれるドラムの凄まじいプレイ!!インテンポになってから一気にドライブするギター!ものすごい疾走感で突っ走って行った所で、満を持して始まるギター・ソロ!!その後も素晴らしいパフォーマンスが続き、大名曲"My Generation"や"Magic Bus"が…うおお、かっこいい!!もし、ビートルズにストーンズにアニマルズにキンクスにスモールフェイセズに…みたいな感じで、「60年代のブリティッシュ・ビート」という括りを作るとしたら、演奏力の凄まじさでは、フーは別格と言っていいんじゃないでしょうか!!ビートの強烈さでいえば、ツェッペリンさえ凌ぐといっても過言でないと思います。ロック好きなら、聞き逃す事の許されない必殺の1枚と思います!!
それと…ちょっと前のハンブル・パイというロックバンドのライブ盤の記事で、ロックバンドのライブがだれてしまう問題点を書きました。ところが、このアルバムにはそれが無い。リーズ大学の狭いスペースでのパフォーマンスだったそうですが、それが故か大会場でのモニター返しに起因するバンドのバラバラ感なんて微塵もない。ロックバンドが長時間ライブの時間埋めに採用するようなダラけた即興パートもない(即興がダメと言っているわけじゃないんですが)。さっき書いた"Young Man Blues"なんて、短い演奏ですが、ソロにつないでいくまでの曲の構成は、簡単なコーラス形式ではないし、満を持して見せ場に持ってきたギターソロも、間違いなく書きソロの見事さ。もう、ここまで作っておけば音楽が崩れたりダレたりする筈が無いという用意周到さなんですよね。なんだ、ロックバンドもワンマンでこれだけの濃密なライブが出来るじゃん!!と思ったんですが、僕はここで失敗してしまいまして… このアルバムがあまりに好きなものだから、大人になってから、2枚組で33曲入り(!)にパワーアップした「デラックス・エディション」なるものに買い直してしまったんですよ。すると…曲間は間延びするし、ダメなパフォーマンスの曲もそれなりにあるし、聴いててダレてしまった。うわああ、買い直さなければよかったよ。。結局僕は、この完全盤を通して聴く事は無くって、好きなパフォーマンスだけをプログラムして聴いているんですが…するとビックリ、最初に買った時の6曲の編集とほとんど同じになってしまった(^^;)。。なるほど、あの編集は「もっともぶっ飛ぶロックアルバムにするにはどうすればいいのか」と突きつめた結果の完全な選曲だったわけですね。。あくまで個人の想像ですが、もし僕が最初に「デラックス・エディション」を聴いていたら、そんなに好きになっていなかったんじゃないかと。個人的には、6曲にまでバンドの素晴らしさを絞り込んだ最初のCDを聴く事をおススメします!!
たしかアナログレコード・・・
フーは、最初はドラムとベースにやられました。
でもバンド全体がすごい。
このライブ聴いてると、
どれだけ才能のある人たちがどれだけ練習したらこんな演奏が出来るんだろう・・・と気が遠くなります。
聴いてると燃えてくる音楽はいいですね!
(あんまり見ている人はいないと思いますが、私のツイッターで記事の紹介をするのは大丈夫でしょうか?事後報告ですみません。)
追伸:Humble Pieのアルバムはぜひ手に入れたいと思います!