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Category: アート・本・映画 etc. > 本(漫画・サブカル)   Tags: ---

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コミック『コブラ』1~4巻 寺沢武一

Cobra_3.jpg 宇宙とか未来とか、実際には行きにくい場所が舞台になっている物語にとって、漫画は得難いメディアと思います。実写映像だとセットを作るだけでも制作費がかさんで制作できるチームが限られるし、小説だと知らない世界の描写なので想像力を働かせにくいです。その点、制作費もそれほどかからず、だれも実際に見た事がないものを視覚表現できる漫画はSFにピッタリの媒体だと思うんですよね。そんなスペース・アドベンチャーというジャンルで、僕が一番好きな漫画が「コブラ」です!手塚治虫さんの「火の鳥」は最高に面白かったし感動させられたけど、スペース・アドベンチャーというより哲学/宗教に感じましたしね。作者の寺沢武一さんは、そんな手塚治虫さんのアシスタントから独立した人。僕はこの人のマンガが大好きですが、寺沢さんのマンガはどれを読んでも全部コブラの焼き直し。つまり、寺沢武一の漫画とは、コブラの事なのです!

 宇宙で海賊を働く一匹狼コブラが主人公。銀河パトロールからも犯罪組織の宇宙ギルドからも睨まれた彼は、自分の記憶を消し、顔も整形して一般人に生まれ変わって生活をしていました。しかしふとしたことをきっかけに記憶を取り戻し、元の海賊として宇宙を冒険してかけまわります。

 面白い漫画なので、アニメ映画化もテレビアニメ化もされましたが、僕はアニメは認めていません。というのは、僕が子供だった80年代にされたアニメ化はコミック序盤で、そのあたりはまだコブラがまだ面白くなる前だったと思うからです。とはいっても、凡百のSFコミックに比べればレベル違いによく出来ているし、単行本の1~3巻で、3人の女の背中に入った入れ墨の秘密をめぐるひとつの話という、当時の少年向け漫画では特例と言えるほど壮大な話。でもやっぱりまだジュニア向けといった感じでした。
 というわけで、1~4巻はコブラ序章といったところ。スペース・アドベンチャーとして本当に面白いコブラは、次の5巻から始まります!(つづく)

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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