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『シーナ&ザ・ロケッツ / 真空パック』

41-yeL-948L.jpg 2015年2月14日(つまり昨日)、日本のロック/ポップ・バンドのシーナ&ザ・ロケッツのヴォーカルのシーナさんが亡くなったそうです。これはちょっとショックでした。

 とはいえ…僕は、シーナさんやギターの鮎川誠さん擁するシーナ&ザ・ロケッツというバンドに思い入れがあるわけではありません。思い入れがあるのは、このバンドの「ユー・メイ・ドリーム」という曲。この曲を聴いた頃、僕は小学校高学年ぐらい。編成やリズムはロック的なんですが、アレンジにはテクノっぽい要素がかなり入っていて、音楽から受ける印象はかなりポップ。このアルバムではバットマンのテーマなんかもプレイしてるんですが、これもえらくテクノでポップ。こういう「軽いロック」とか「ポップなロック」みたいな匂いって、80年代の洋楽にも共通するところなんじゃないかと思うのですが(例えばカルチャークラブとかデュラン・デュランとか)、そういうのをまったく知らない小学生の僕は、ものすごく不思議な気分でこの曲を聴いていました。そして何回も聴いているうちに、理由はよく分からないんですが好きになったんですよね。前の記事で「オールディーズって、アメリカの50年代をすごく表象する記号になっていて、その前にも後にも似たようなサウンドがない」みたいなことを書いたと思うのですが、テクノサウンドというのは、ある意味で明るく浮かれた80年代を見事に表象しているんじゃないかと思うのです。僕にとっては、「YOU MAY DREAM」という曲自体に、明るく軽く楽しい80年代の匂いが全部入っている感じなのです。

 しかし、このロック&ポップ&テクノみたいなものが、このバンドの本質であったかどうかは、僕はちょっと分かりません。なんせ、この後のこのバンドの音楽をほとんど聴いてないし(^^;)。ただ、このアルバムで言えば、イギー・ポップのカバーとか、キンクスの"You Really Gotta Me"とか、このアルバムではないですがヤードバーズのプレイで有名な"Train Kept a Rollin'"のカバーの「レモンティー」とか(というか、バンドアレンジは絶対にフォガットの"Honey Hush"を参考にしてる)もやっているところを見ると、バンド自体は普通にロック好きで、ロック出来ればそれで満足なバンドだったのかも。新宿ロフト的な感じでしょうか。シーナさんはすごくルーズな歌い方をする人で、子供の時にはこれがRCサクセションの忌野さんと共通して思えて、「こういうヘタっぽく歌うのがロックなのかなあ」とか思ったり。ファッションで言えば、露出の高い服着て、エロそうでちょっとアタマの弱そうで人の良さそうなロック・ヴォーカルのお姉さん…て感じ。もしかすると、ポップとかテクノというのはこの時のコンセプトというか、レコード会社側の戦略だっただけかもしれません。

 そして、シーナさんの死です。死因は子宮頸がんだそうです。当時、ロックバンドを結成してメジャーからデビューした人たちって、現実離れした華やかな舞台に立ったというのに、その後がけっこう寂しくって、現実の前では無力なんだな…。なんか、お祭りがまたひとつ終わったような、そんな感慨を覚えています。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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