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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『John Coltrane / LIVE IN JAPAN』

JohnCltrane_Japan.jpg マイルス・デイヴィスは才能に恵まれながらも俗っぽい性格が祟って正しい道を選べない人、ビル・エヴァンスは才能がありながらもあまりにセンシティブで自分に負けてしまう人という感じなのに対し、ジョン・コルトレーンという人は、才能は彼らほどではなかったのかもしれないけど、努力し、ひとつひとつの問題に対して真剣に考えて「俺はこれが正解だと信じる!」と突き進んで、ものすごい高みに到達した人のような印象があります。マイルス・デイヴィスのバンドにいた最初の頃はたどたどしいソロだったのに、数年後には主役のマイルスを食っちゃうぐらいの演奏をしてしまいます。そんな人です。それで、自分のバンドを持つようになって、ジャズがどんどん自分の色になていって、もうジャズ・ミュージックじゃなくってコルトレーン・ミュージックになっちゃった、みたなところまで突き抜けてしまいます。その最もすごい瞬間を捉えたのが、この録音だと思っています。

 6曲演奏の合計時間が4時間。しかしそれを聴いていて、飽きることなどありません。クラプトンの3分のギターソロで退屈になってしまう私なのに(いえ、クラプトンがダメだと言っているのではないのです。クラプトンぐらい好きな人のソロでも、3分が限界、という意味です)、これはいったい何なのでしょう。それどころか、最初に聴いた時には惹きつけられてしまって、言葉では言い表せないような感動を覚えてしまい、CDが終わるとまた最初からかけ…という具合に、何日もずうっと聴き込んでしまったほどです。演奏はほとんどフリージャズ一歩手前ぐらいの所まで行っていますが、しかしそれを支える曲のテーマや和声進行が、道に迷ってしまう事を見事に防いでいるように感じます。また、そのテーマが感動的だったりします。1時間も忘我の境地を彷徨った果てに、「クレッセント」のあの1度ずつ上がっていくコード進行に辿り着いた時なんて、鳥肌モノでした。

 コルトレーンも、マイルスと同じように、その時代によって音楽性に違いがあります。しかし、コルトレーンの場合は、その変化が直線的というか、ある一点に向かって駆け上がっていく感じ。大雑把にいうと、ジャズの時期とフリージャズの時期があると思うのですが、これはちょうどその真ん中にあるような音楽になっています。コルトレーンの録音をひとつだけ聴くなら、私は間違いなくこれを選びます。音楽が好きなら、死ぬまでに1度は体験しておくべき音楽です!!




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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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