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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『John Scofield / Quiet』

JohnScofield_Quiet.jpg ジャズという音楽は、フュージョンと呼ばれる音楽の発生前と発生後で、かなり雰囲気が変わった感じがします。フュージョンが出た後は、正統的なジャズの方まで変わってしまった。ランディ・ブレッカーさんという管楽器奏者がいますが、あの人なんか、アコースティックな編成でスタンダードナンバーを演奏しても、なんかジャズじゃないと感じてしまう。それがいい事かどうかは、人それぞれなんでしょうね。ただひとつ言える事は…ええい言ってしまえ、僕個人は、ブレッカーやパット・メセニーのフュージョン作品が嫌いだという事。マクラフリンとかのフュージョンは好きなんですけどね。で、このフュージョン的なるものの象徴といえそうなのが、フュージョン・ギターというやつです。ロックみたいなエレキギターのサウンドメイクをする人まで出てくるわけで、これが結構とらえどころのない世界で、良いのか悪いのか、何とも言いにくい。基本的には僕には合わないものがほとんどなんですが、たま~に「これは可能性のある音楽なんじゃないか」みたいなものが見つかるもので、切るに切れなくって厄介なんですよ(^^;)。演歌みたいなもんですね、9割はつまらないのに、1割凄いのがあるから切り捨てられない、みたいな。

 基本的に、ロック的なアプローチをするジャズ/フュージョンというのが苦手です。それをやるなら、ジェフ・ベックとかのロックからのアプローチの方が全然カッコいいと思えてしまう。しかしそんなフュージョン的なアプローチをするギタリストの中で「あ、面白いかも」と思った事があるのが、このジョン・スコフィールドというギタリスト。アンプやエフェクターを繋いだエレキギターのサウンドはやっぱり好きではないんですが、非常に独創的なラインを創るんですよ。しかしこのアルバムでは、ナイロン弦のギターを演奏しています。ここまでの僕の論だと、エレキを避けたこのアルバムは好評価になっておかしくないと思うんですが、結論は逆。楽器の演奏表現自体がダメなのです。ガットギターを演奏するには表現がなさすぎる。こんなの、クラシックに入ったらアマチュアのコンテストにすら落ちるレベルなんじゃなかろうか。ガットギターを演奏したくて録音したのはいいけど、演奏するので手一杯、表現なんて到底無理という事だったんじゃなかろうか。で、曲も8割はつまらない。何の冒険もないBGMみたいな音楽がほとんどです。しかし…

 アルバム後半に収録の2曲がすばらしい!7曲目"ROLF AND THE GANG" と8曲目"BUT FOR LOVE"いう曲の和声進行と、それに当てるソロ・アドリブが面白い。あぶねえ、ここに辿り着く前に聴くのを止めちゃうところでした。( ̄ー ̄)。。

 ね、評価しにくいジャンルでしょ(笑)。全面的に褒められるもんじゃないんだけど、少しだけ「あ、これは追求したら面白い音楽を生み出す切っ掛けになるのかも」というのが見つかるのが、僕のこのジャンルのイメージなんです。思うに、このアルバムを評価する人がいるとしたら、この2曲を気に入っているか、BGMとして聴いているか、他のガット・ギターの音楽ジャンルをまったく聴いた事がない人なんじゃないかと。まあそんな感じなので、とても人に薦める気になれない作品ですが、この2曲の為に捨てられないという面倒なアルバムなのです。でも、CD減らさないといけないから売ろう。

 この作品の全体的な印象だけで、ジョンスコさんの評価を決めてしまうのは危険な気がします。で、ジョンスコさんの本領発揮のエレキ・ギターの素晴らしい演奏は、次に書かせていただこうかと。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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