心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > 民族音楽   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『ダーガル・ブラザーズ / 瞑想のドゥルパド』

DagarBrothers_Dhrupad.jpg 前々回、北インド方面のカジュアルな伝統ヴォーカル音楽の「ガザル」について書きました。じゃ、北インド方面のヴォーカル音楽で、もっとフォーマルなというと何があるかというと…僕が知っているのは、ドゥルパドというものがあります。これはそのドゥルパドのCDで、ドゥルパドと言えばこの兄弟、ダーガル・ブラザーズなのです。たしか、音楽一族としてはバッハよりも古くて、しかも今でも伝統が受け継がれているという、驚異の音楽一族w(゚o゚)w。これが聴いているとトリップしちゃいそうな浮遊感、気持ちいです。。

 どの辺がフォーマルかというと…
 まずは音楽。インドの伝統音楽って、ラーガとかターラなんていう理論があって、このルールの上で即興的に音楽が紡がれていくという感じだったハズ(あんまり詳しい事は知りません^^;)。しかし即興的と言っても、歌いながら西洋音楽でいう所の調みたいなものが決まっていって、次にタブラ(指で叩いたり擦ったりして音を出す打楽器)がリズムのパターンを選択していって…みたいな感じだったハズ。これがどういうふうに繋がっていくかは、一族が引き継いでいく門外不出の秘儀、みたいな感じ(たしか、です^^;)。日本でも有名なラヴィ・シャンカールなんかの音楽もラーガを使った音楽で、あれはどんどん陶酔状態に入って超絶的に盛り上がっていくのですが、このドゥルパドという音楽は、同じ陶酔でも、すごーくマッタリしているのです。日本のCDのタイトルに「瞑想の」なんて書いてありますが、これは本当にそういうものなのかも。途中で寝ちゃいそうになるぐらいに気持ちいいです(^^)。伴奏は、タンブーラという「ビヨ~ン」という音を延々出してドローンを作る楽器と、打楽器(タブラと音や奏法が似てますが、パッカワージという楽器みたい)だけ。音階も旋律型も全部声が作ってしまいます。そうそう、このドゥルパドは、いきなり二人のヴォーカルがびったりユニゾンしたりするので(しかも詞まで合ってる)、どこまでが即興でどこからが作曲部分なのか、シロウトの僕には見当もつきませんが、いきなりビタッと合うのでビビります。すっごいです。

 次に詞。ガザルは「あなたがいなければ~」みたいな俗っぽい詞が多かったですが、ドゥルパドは「崇高な魂と崇高な存在の神よ~」みたいな感じで、思いっきりヒンズーな感じです。この辺に来ると、聴いて好きか嫌いかなんてレベルのものじゃないですね。深いです。

 この独特の浮遊感も、やはりインド音楽なんですよね。60年代、ビートルズやヒッピー系のバンドがインドのこういった陶酔系の音楽を取り込もうとしてましたが、本家本元は凄すぎました(。・ω・)。静かに自分の意識の中に沈み込んでいくような感覚、おススメです!!


関連記事
スポンサーサイト

Comments

10 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS