
暑くなってきましたね。というわけで、アフリカの音楽を!!「レディスミス・ブラック・マンバーゾ」と読む、南アフリカのコーラス・グループです。意味は「レディスミス(地名)の黒い斧」だそうで。無伴奏コーラスです。
コーラスの縦線の揃い方、ピッチの良さなど、ちょっと鳥肌モノの凄さ。初めてこのグループのコーラスを聴いた時、あまりの素晴らしさにため息が出てしまいました。日本でも結構ヒットしたグループなので、そこそこ有名かとは思いますが、
未体験の方は絶対に聴いてみてほしいです。大推薦です!!凄すぎます!
とはいえ、僕はこのグループや、南アフリカの音楽について全然詳しくないので、紹介したくても色々書けない(・_・、)。え~っと、思いつくままに書いてみると…無伴奏合唱の素晴らしさはさっき書いた通り。音楽的には、すごくあったかいサウンドで、幸せを感じてしまうほど。でも歌詞を見ると「人を殺すな」とか「私の希望が息づく場所へいつ戻れるのか」とか、けっこう切実。商売音楽や宗教音楽とは違って、かなりフォークロアな感じがします。音楽はリードヴォーカルが歌うのに対して合唱が後を追うという意味では、ブラックアフリカの音楽によくあるコール&レスポンス形式ではあるんだけど(ジャケット写真を見るに、メンバーは全員ブラックアフリカン)、このレスポンス部分がえらく見事な和声で恐ろしく統制されたコーラスなので(バス声部まである!)、キリスト教音楽が混じっているのかも。この辺りが白人支配社会だった南アフリカ特有のものなのかも。で、合唱というと、僕の場合はどうしても教会とかホールとかの残響で素晴らしい響きで美しく混ざる合唱をイメージしてしまうんですが、これは何とエコーがほとんどナシ。たぶん、屋外でやっているコーラス音楽だから、エコーを掛けたら変だとか、そういう理由なのかも。しかしこれが素晴らしいサウンド!!
いや~、支離滅裂なレビューになってしまいましたが、素晴らしい音楽です。ワールドミュージックの素晴らしさって、それを知った瞬間に、「ああ、俺はなんで今まで同じようなレコードばかり何百枚も買ってたんだろう、他にも素晴らしい音楽がいっぱいあるのに…」と感じられる点にあると思います。音楽好きなのに、同じジャンルばかりを掘っている人、それは寿司がうまいと言って寿司しか食わないようなもの。それが悪いわけではありませんが、焼肉や中華やハンバーガーの味も知った方が楽しいじゃありませんか。南アフリカのすごくほんわかとした無伴奏コーラス、ぜひ聴いてみて下さい!!
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調べてみたらポール・サイモンのアルバムに参加してたんですね。
なんだかよさそう・・・聴いてみたいと思います。