『John McLaughlin / The Promise』

JohnMc_Promise.jpg マハビシュヌ・オーケストラではなく、ジョン・マクラフリン個人名義のアルバムをひとつ。最近たまたまこのCDを聴く機会がありまして、これは…レコード会社の企画ものなのかな?

 このアルバム、曲ごとに有名人とセッションしてます。1曲目はジェフ・ベック、5曲目はパコ・デ・ルシア、6曲目はマイケル・ブレッカー…みたいな。いかにもレコード会社の企画っぽい(^^;)。で、バックトラックをシンセの打ち込みで作った上でエレキギターをバリバリ弾きまくる、みたいな作りですが…曲や演奏以前に、もうこの時点でダサくないかい?フュージョンの人って、こういう所のセンスがマジでないと思ってしまう。
 それ以上に残念だったのは、相変わらず表現のバリエーションが少ない事。若いなら押しの一手でもいいと思うんだけど、高い評価を受けてキャリアを重ねた人なので、年齢を重ねたら成熟した演奏を聴かせるプレイヤーになっていて欲しかった。5曲目のパコとの共演なんて、パコの演奏が音色やシンコペーションやダイナミクスですごく表現的に行こうとしているのに、マクラフリンは共演者のそういう演奏をまったく聴けてなくて、なにをされても単旋律16分音符の一辺倒でバリバリ弾くプレイしか返せないものだから、共演者の努力はすべて台無し(>_<)。

 ただ、バリバリ演奏するというのは、まったく魅力がないものというわけじゃないんですよね、それだけで押す曲があってもいいとは思います。さすがにカラオケ状態でやられても面白くないけど、2曲目のギター/オルガン/ドラムのトリオみたいに、バンド全体でのインタープレイで白熱した演奏をするのは、迫力ありました。というわけで、僕にとっては、2曲目のギタートリオがこのアルバム唯一の聴きどころでした(^^;)。ただ…特にマクラフリンさんのファンというわけではない人は、マクラフリンさんには他にいいアルバムがいくつもあるので、他から先に聴いた方が良いかも。マクラフリンさんは個人名義で素晴らしいアルバムをいくつも出していまして…それはまたいずれまとめて紹介したいと思います(^^)。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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