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『HOAGY CARMICHAEL / In Person 1925-1955』

HOAGY CARMICHAEL In Person 日本って、ジャズ大好きな国だと思います。かれこれ20年ぐらい前にロサンゼルスに行った時に、来日経験のあるジャズミュージシャンがこんな事を言ってました。「ジャズって、アメリカには都市部にちょっとあるだけで、あとはそんなにないんだよ。ロスのジャズのハウスだって、東京の半分もないんじゃないかな。」ええ~、そうなの?!ってな具合で、音楽新聞を見ると(町にエンターテインメント情報のドッサリ載った無料新聞が置いてある)…本当だ、日本のジャズライフとかの後ろに書いてあるライブハウスの数の方が多い気がする。まあそれぐらいにジャズ大好きな日本ですが、しかしそれって凄くある一時期のジャズとか、ある傾向のジャズに偏っている気がします。マイルス・デイヴィスのレコードを何十枚も持っているジャズマニアさんに、「ホーギー・カーマイケルっていいですよね」という話をしたら、「え?誰それ?」みたいな事を言われたことがあります。アメリカでのジャズの考え方って、日本みたいなモダンジャズ以降だけじゃなくって、もう半分はカントリーと同じような感じのムードジャズ的な認識というのがあるんじゃないかと。ビバップ・ジャズが来る前の、いわゆるジャズ・エイジなんて言われている頃の優美でショー的な「古き良きジャズ」の匂いなんかもそれで、このディスクも戦前20~30年代のジャズ・エイジど真ん中。これが素晴らしすぎ!!

 ホーギー・カーマイケルというジャズ・ミュージシャンは、今では作曲家として知られていると思います。「スターダスト」なんていう大名曲の作者もこの人。しかしこの人、歌も歌うし、ピアノも弾きます。また、戦前のジャズ・エイジのジャズって、今ほど芸術してなくって、もっとエンターテイメントというか、プロミュージシャンが難しい事を分かりやすく優美にやってる感じ。で、クラシックとか劇音楽との境界が今ほどない。ジャズでも、普通にストリングス入ってるし、曲のヘッドの前にオペラのようなヴァース・パートもついてる。うたも劇音楽みたいにセリフっぽかったりするものが少なくないです。これが死ぬほど気持ちいい!!もう、今では失われてしまった音楽という感じなんですよね。ほら、チャップリンの映画とか見ると、クラシックなのかジャズなのか舞台音楽なのかよく分からない、しかし魅惑的な音楽がいっぱい入ってるじゃないですか。あの感じ。あれを、もう少しだけジャズに寄せた感じ。これは、一度聴いたが最後、ず~~~っと聴いていたくなっちゃう心地よさです(^^)。

 僕の最大のお気に入りは、ディスク2(このBOX、なんと10枚組です!)に入っている“LAZY BONE”という曲。僕はこの曲にやられました。今までに何百回聞いたか分からないぐらいに好き(^^)。マッタリとして、都市部でダラダラ過ごしている心地よさみたいなものを感じます。1次大戦と2次大戦の黄金時代のアメリカのムードそのままのジャズで、クラシックのほかに、カントリーとか黒人音楽とかが色々混じって、しかしそれをムズカシイ音楽にせずに最高に気持ち良いものに仕上げています。僕としてはムチャクチャおススメです!!


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Comments
 
ホギー・カーマイケルは名曲ばかりですね。
ジョージア・オン・マイ・マインドやスカイラークも彼の作曲でしたね。
Re: タイトルなし 
わんわんわん様、書きこみ有難うございます。

そうですね、名曲多いです。しかし、今ではあまり演奏されなくなった曲が素晴らしいです。記事にも書きましたが、"LAZY BONE"みたいな曲なんて、今では誰も書かないし、書けないんじゃないでしょうか。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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