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『THE CARTER FAMILY / 1927-1934』

CarterFamily.jpg 「古き良きアメリカ」の音楽の連投になってきました(^^)。同じアメリカでも戦前ブルースとかモダンジャズとか70年前後のロックとかになるとものすごく好きなんですが、白人系のカントリーとかブルーグラスとかフォークとかは詳しくなくって、この3つの音楽の差もよく分かってなかったりします。というわけで、詳しい事は書けないんですが…

 先に、備忘録的に書いておくと、カーター・ファミリーはトリオ編成で、メイベル・アディントン・カーターという女性がギターを演奏しているんですが、この人がベースラインを親指で演奏しながらプレイをするという事をやっていて、これは「カーター・スタイル・フラットピッキング」なんて呼ばれるそうです。wikipedia を見ると、「これが出来るシンガーはほとんどいない」なんて書いてあるんですが、結構やっている人がいる気が(^^;)。。まあそれはさておき、当時のカントリーの歴史の中では革新的なプレイだったんでしょうね。

 さて、本題。カーター・ファミリーは、このアメリカのカントリー系の音楽で、ものすごく有名なグループのひとつ。このジャンルに無知な僕でも、"keep on the sunny side"(陽気に行こう)とかは知ってます。アメリカは移住の国で、中南米と違ってイギリスからの植民が多い。それがお隣さんともすごく遠いところで大農場をやっていたりするので、楽しみと言えば家族で何かをする事だったらしいです。歌もそういう娯楽のひとつで、イギリスから持ってきたブロードサイド・バラッドとかを家族でギターなんかを伴奏にして合唱したりしたらしいです。これが、アメリカのカントリーとかそっち方面の音楽に「△△ファミリー」とか「〇〇ブラザーズ」というのが多い理由なんだそうで。で、カーター・ファミリーは、カーター夫婦に弟嫁を加えたトリオ編成。これがイギリスのブロードサイドバラッドの無伴奏独唱とは違い、ギターにオートハープの伴奏に加えて、ゴスペルのような2~3コースのコーラスで歌います。で、基本的に全部似たような「ズンチャッ、ズンチャッ」みたいな陽気なリズムで、全部長調でこれまた陽気なムードの曲が多いです。若い頃の僕は、この陽気さと単純さが大嫌いだったんですが…いや~、過酷な農場での労働をしている日々に、夜に家に帰ってきてご飯を食べて、夜に家族みんなで「つらいのは分かってるさ、でも陽気に行こう」なんて詞を、明るい曲想でみんなで歌っていたんだと思うと、なんかホッコリした気分になってきてしまうのです。きっと、アメリカ本国でのカントリー愛好家の方たちも、なんかそういう所にアイデンティティを覚えるんじゃないかと勝手に想像したりして(^^)。
 カーターファミリーは短い間ですがプロとして活躍しましたが、専門の音楽教育を受けたというわけではなくって、家族で楽しんでいた音楽がベースになっているという意味で、良い意味でフォークロアなんだと思います。そういうものに音楽的なあれこれを言うのって、なんか無粋な気がしちゃう。そんな所より、このムードがいいんです!個人的には、やたらと陽気な曲よりも、明るいけどちょっと郷愁を感じるような曲が好きなので、そういう曲が多く収められているディスク2以降がおススメ!大人になってから、じわじわと良さが分かってきた音楽でした。それにしても、1927年から34年の録音かあ。まさに「古き良きアメリカ」の時代ですね(^^)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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