『John Coltrane / Interstellar Space』

JohnColtrane_IntestellarSpace.jpg フリージャズばりばりのアルバムです。疾走感が半端ではありません。
 フリー期のジョン・コルトレーンに影響を与えたものが2つある気がします。ひとつは、ファラオ・サンダースというサックス奏者のブローしまくり、フラジオしまくり、フレーズとかそういうものではなく、圧倒する演奏そのもので音楽を押し切ってしまう人の存在。もうひとつが、音楽を、ずっと同じ場所にぐるぐるとさせるような、ちょっと呪術的な感じがするアリス・コルトレーンという人の音楽性。コルトレーン自身の音楽性を含めた、この3つの要素がどう混じり合うかで、色が変わってくるという感じなんだと思います。
 ところがこのアルバム、その2人の要素が入っていません。ラシッド・アリというドラマーとコルトレーンのデュオです。他の要素がそぎ落とされた後に残ったのは、速度です。パワーです。途絶える事のないインスピレーションです。和声的な制約もナシです。始まったらノンストップ。これを聴いたら、デスメタルもノイズミュージックも子供の遊びに聞こえてきます。
 …ところが、何度か聞いているうちに、テーマがある事に気づきました。やっぱり、こういう所がしっかりしているから、聴いているこちらが意識していない状態でも、退屈する事なく聴けるんでしょうね。ひとつ前の記事で取り上げたアルバムとは好対照なアルバムです。大好きです。



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Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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