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『オリヴィエ・ボーモン(hsc) / パーセル:ハープシコード作品集』

Purcell_HarpsichordSuite.jpg アンビエント系というか、そっち系を聴いていたら、イギリスのバロック音楽を聴きたくなってしまいました(^^;)。イギリスのバロックと言えばこの人、ヘンリー・パーセルです!!

 イギリスと言えば、クラシック不毛の地。それは、歴史的にもイギリスに先に住んでいた民族が北に追いやられて、イタリアやフランスからイギリスに渡った人たちがイギリス宮廷の中心になっていったから、確かに文化的にも風下なんですよね。そんなイギリスのクラシック系の作曲家で、ダントツで好きなのが17世紀バロックのパーセル。17世のイギリスと言えば、「エリザベス朝期の音楽」なんて言われるぐらいに、ヨーロッパ本土のバロックとは少し色の変わったものなんですが、パーセルの音楽は、ヨーロッパ本土のバロックとイギリス音楽が混じったような独特の音楽を創っていまして、僕は大好きなのです。

 で、なんでアンビエント系を聴いていたらイギリス・バロックを聴きたくなったのかというと…イギリスバロックがアンビエント系という事はありません。ただ、現在よくある音楽とは向いている方向が違うというか、あまり演奏の表現力に重きを置いた音楽という感じではないんですよね。その混み入った職人技のような音の構造に宇宙を見る…みたいな感じ(あくまで私の印象です^^;人の表現としての音楽という方向を向いていない所が、ほんの少しだけアンビエントに通じるのかも)。もう、自分がそれまで知っていた音楽とは全然違うものがここにある、という感じだったのです。

 そしてこのCDは、8曲からなる「ハープシコード組曲」を含む、パーセルのハープシコード作品集です!すごく楽しみにして聴いたんですが…う~~~ん、僕にとっては、ちょっと演奏が速い。もっとズッシリゆったりと、パーセルの音世界を聴かせてほしかったです。まあこれは完全に僕の趣味の話なんですけどね(^^)。Olivier Baumont というチェンバロ奏者(ハープシコードの別名がチェンバロと言います)は結構有名な古楽演奏家らしいんですが、バロックを演奏するには呼吸が浅すぎるんじゃないかという気がしてしまいました。。
 とはいえ、かなり楽譜を研究して録音に望んだり、17~18世紀のハープシコードを用いたり、相当な気合いで作られたCDだと思います。決してイージーな録音ではない、凄く良く出来た作品。ただ、僕がパーセルに感じている魅力と、この演奏家の捉えるパーセルが違った…という事なのかな?古楽系だと、リュート系の奏者は自分と感性が合う人が多いんですが、クラヴサンは自分と合わない人が結構いるんですよね、なぜか。。もしかすると、ピアノと違って音の減衰が速いものだから、待ちきれなくなって速く演奏しちゃうのかなあ。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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