なんかテンションが高くなっちゃって音楽の説明を全然してませんが、クラシックを聴く人はこのブロクにあまり来てくれないみたいなので(^^)、クラシックを聴かない人向けに紹介してみると、さっきの4段階で言うと、クラシック以降の西洋音楽というのは、表現的であるものがほとんどだと思います。それは、ロックでもポップスでも同じ。なにか、人間的で感情的な何かを音楽が表わしている、みたいな感じと言えばいいでしょうか。ところが、古楽の世界は向いている方が全然違うんじゃないかと思える時があるのです。なんというか、もう人間的な所じゃなくって、音とか現象とかに隠されている神秘を見せる、みたいな。ちょっとオカルト的に聴こえてしまうかもしれませんが、そういうんじゃなくて、たとえば「ドミソ」がなぜ美しく響くのか、その響きと、その背景にあるものを見せる…みたいな。もう、ベートーヴェンやビートルズなんかとは全然違うんですよ。特にイギリスのパーセルは、古楽の中心イタリアから遠く離れたイギリスにいて、イギリスのすごく涼しげで美しい音楽と対位法音楽を混ぜたような音楽を創り上げているものだから、もう別格で素晴らしいのです。僕的には、パーセルはこの"Sonatas of 3 parts" がダントツで好きです(^^)。この美しさ、聴いた事がない方にはぜひとも触れていただきたい至高の音楽です!大大おススメ!!