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書籍『ザ・ジャズ・セオリー』 Mark Levin 著

TheJazzTheory.jpg 最近、「ジャズギター(ジョーパス)を弾こう!」というサイトさんと知り合いにならせていただきまして(日本語が変?)、押入れの奥からギターを引っ張り出し、暇を見つけてはジャズギターなんぞを一生懸命練習しております。いや~、ギターってコードジャカジャカとかメロディーテケテケとかなら比較的簡単な楽器だと思うんですが、和音を弾きながらメロディを演奏するというタイプの音楽になると途端に難しくなりますね。ピアノの3~4倍は難しいんじゃなかろうか。また、ピアノだと5線譜が読みやすいですが、ギターだとどこがどの音だかすぐに分からなくなっちゃいます(>_<)。これはかなり本気で取り組まないと、ジョーパスは演奏できない気がします。

◆◆◆◆
 さて、しばらく時間が空いてしまいましたが、ジャズ理論の勉強の第3段階はこれ!!この本、ある程度ジャズが演奏できるようになった人向けだと思います。初心者には難しいと思うし、必要もないと思います。僕がこの本を使ったのは、プロのステージで、どうしても困ってしまったことが出てきて、初心者向けでない細かい所まで書いてある本を探して出会った、という感じでした。というわけで、ステージに上がり始めたとはいえ、まだまだ問題多数というぐらいのところまで来たミュージシャンに必要となる本じゃないかと!

 まず、この手の「具体的にどうするか」的な本は、ほかにも色々出てます。ただ、それらの多くは部分的なサジェスチョンであることが多いです(たとえば、ツーファイブ限定だったり、イントロ限定だったり、モード限定だったり、ビル・エヴァンス限定だったり、「こういう時はこういう手もあるよ」というものの羅列だったり)。そういう本と比較すると、これは凄く整理された本で、しかもかなり突っ込んでます(^^)。しかも異常に実践的。アマチュアまでは知らなくていいけど、プロになったら知ってないとダメな事が、すごく丁寧に書かれてます!
 たとえばピアニストとしての僕がジャズのプロのステージに上がって大恥をかいたのが(もう思い出すのも嫌なぐらいのトラウマな思い出T_T)、ジョン・コルトレーンというジャズマンの書いた『ジャイアント・ステップス』をいきなり演奏させられた時。この曲、和声進行がかなり変わっていて、今までの5度進行の応用という付け焼刃では対処しきれなかったんです。この和声進行、現在では「コルトレーン・チェンジ」と呼ばれている方法なんですが、このチェンジに対してどうやってアプローチすればいいのかが書いてある本って、私は見たことがなかったんですが、それがこの本には書いてある!!結局、僕はそのバンドをクビになってしまったのですが、あの時にこの本を読んでいたら…後悔先に立たず。
 ほかにも、ビバップスケールについてとか、トライトーンずらした演奏とか、プロのジャズマンならみんな使う語法だけど、ジャズの基礎理論書ではあまり書いてないような情報が満載。テンションなんかも、基礎理論書なんかだと「マイナー7thに使えるテンションは9thとナチュラルの11th」とか、結果だけ書いてあるんですが(これはこれでいいと思うんです、最初の学習の段階で理由を説明されても理解できずに投げ出してしまうと思うから)、この本はなぜそうなるかが全部書いてある。いや~、今までぼんやりとしか見えていなかったものが一気に分かってしまうような感覚、これは素晴らしかったです!ちょっと難しいけど、すごく丁寧に説明してくれているので、音を出しながらちゃんと読めば理解できます。ジャズの理論書として、僕はこの本をナンバーワンにあげたいです!!ジャズの基礎的な理論書は押さえたし、実践もしてるんだだけど、どうもうまい演奏にならないという人がいらっしゃいましたら、大推薦です!!

 というわけで、アマチュアの段階では必要ないかもしれませんが、セミプロ以上になったらこの本に助けられる点が山ほど出てくるんじゃないかと。少なくとも、僕はそうでした。ああ、もっと若い頃にこの本に出会えていたら…。。



 
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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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