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『Soft Machine / 5』

SoftMachine5.jpg きたきたきたあああ!!!!僕がソフトマシーンのアルバムで一番好きなやつです!!驚異の完成度、熱くなり過ぎないクールネスと、しかし秘めたエネルギーがふつふつと煮えたぎるような、とんでもないバランス感覚のカッコよさ、ジャズ/フュージョンの大傑作と思います!!考えてみたら、フュージョンがあまり好みでないというのに、なんでソフトマシーンはこんなに好きなんだろうか。…多分、いかに速く指を動かすか、みたいなフュージョンとか、逆にムードだけみたいなのが嫌なだけなんでしょうね。本気でジャズとロックの双方の魅力を融合できるなら、それでかっこよくならないハズがない。

 まず、大傑作のサードと名作4thになく、このアルバムにはあるもの。それは、ライブではなく録音作品として音楽を完成させるという視点だと思います。サード以降、ソフトマシーンは独特のアンサンブルとジャズ的なアドリブプレイを音楽の中心にしていましたが、それだけにアドリブプレイは本人たちも譲れない所だったんじゃないかと。しかしそれが音楽の粗さとかバタバタ感に繋がっていたところもあって、カッコいいんだけどプレイが荒くって、どうしても一流になりきれない感じがしたのです。ところがこのアルバム、アドリブプレイを見事に抑制させて、熱くなって色々やらかす点を綺麗に消し、傷の消えた見事なアドリブプレイを作り出します。非楽音を出しに行く時も、常に構造を支えているものを失う事がなく(たとえばエレキベースがひたすらモチーフをキープし続けるとか、他の人が通奏低音をキープするとか)、また曲ごとの構成でも色々と編集が入ってアルバム全体でひとつみたいになっていて(編集が入ること自体は好きじゃないんですが^^;)、アルバムとしてどう聴かせるか、という点をすごく重視して作ってあるように聴こえます。でもって、アルバムを聴く側からすると、そうやって作ったらやっぱり良いものになって当然、ものすごく良い!!音もすごくよくって、「ああ、4もこれと同じぐらい良い音だったら」と、4の音を恨まないわけにはいきません(^^;)。。それぐらい完成度が高いです!!サードが音楽的に未知のものを提示した歴史的傑作だとしたら、5thは新しくはないけど洗練を極めた名作と思います。超おススメ、これは絶対に聴くべし!!

 余談ですが…アマゾンのレビューを見ると、やっぱりこの音楽を「フリージャズ」っていう人が多いみたい。まあ確かに3曲目はフリーに近いんでしょうが(それにしたってキーは特定できる)、他は嫌というほどきれいにアレンジされた音楽。これを「フリージャズ」というなら、ソロアドリブはみんなフリージャズ、フュージョンもジャズもクリームもジミヘンも全部フリージャズになってしまいます。アイラーでもコルトレーンでもいいですが、フリージャズを少しでも聴いた人ならこれをフリージャズとは呼びたくないと思うので、これをフリージャズという人はフリージャズを聴いていない人でしょう。無責任なレコード会社の担当が書いたであろうキャッチコピー、罪は重いぞ。。


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Comments
 
文面からとてつもない熱気が伝わってきます。
Re: タイトルなし 
わんわんわんさま、ご無沙汰しています。書き込み、有難うございます。

いや~、大好きなアルバムなもので、熱くなってしまいました(^^;)。3から5までのソフトマシーンはどれもおススメです!!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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