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『Sarah Vaughan / After Hours』

SarahVaughan_AfterHours.jpg ひとつ前の記事で紹介したサラ・ヴォーンの『How long has this been going on?』 のジャケットから入ると、この細い体の女性が同じサラとは思えません。えっと、『How long....』が78年録音に対して、こっちは61年録音か、人間は17年も経つと太るという事なんですね(^^;)。これ、久しぶりに聴いたんですが、大好きなアルバムなんです。

 アルバムタイトルになっている「アフターアワーズ」というのは、ミュージシャンが仕事のライブが終わって打ち上げとかで別の店に行って、そこで楽しみとして歌ったり演奏したりすること。リラックスして構えていない、みたいなことをタイトルで表現しようとしたんだと思いますが、このアルバムでは伴奏がギターとベースのふたりだけというところに、それがあらわれてるかも。マンデル・ロウ(白人ギタリストで、かなり渋い!)と、ジョージ・デュヴィヴィエです。僕はジャズヴォーカルのアルバムを買うとき、なるべく編成の小さいものを買うんですが(カルテットでも多すぎ、それ以上になると歌が埋もれて聴いてられなくなっちゃう>_<)、ドラムレスのこれは素晴らしい!!特にギターが、弾きまくったりは決してしないんですが、すごくムーディーで気持ちいいです。1曲目"My favorite things" は、コルトレーンがやったああいうバリバリ系演奏じゃなくって、サウンド・オブ・ミュージックの元アレンジに近い形で、すごく清廉。いやあ。これはいいなあ。続く"everytime we say goodbye" は、チェット・ベイカーの名演を上回るんじゃないかという素晴らしいパフォーマンス。これも派手な事はまったくしないんですが、ものすごくゆったりしつつもアレンジが素晴らしい!!このアルバム全体に言える事ですが、楽曲を活かすマンデル・ロウさんのギターのアレンジと演奏が素晴らしい!!ジャズギターって、指を速く動かし、インターパートになると待ってましたとばかり弾きまくる方向にどんどん走っちゃいましたが、ジャズギターのあのあったかい音色を活かすなら、今の人もこういう方向の音楽のあり方も残してほしいと思います。

 そして、主役のサラさん。『How long....』ではかなりルーズな歌い方になっていたサラさんですが、この頃はすごく丁寧に、そして綺麗に歌ってます。ジャズというより、古いミュージカルのヴォーカルみたいな感じ、聴いていてすごく落ち着きます。ダイナ・ワシントンみたいな強烈な歌唱力とか、アニタ・オデイみたいな声や歌唱に個性を持つジャズ・ヴォーカリストに比べると、サラ・ヴォーンさんは若干地味に感じますが、いやあ、これぐらいの方が毒がなくってリラックスして聴けるかも。仕事やら何やらに追われまくって、なんか嫌な緊張感やストレスだらけになっている僕みたいな人にとっては、こういう4ビート系の古い女性ジャズヴォーカルは、精神衛生上絶対にかかせないものです。あと、炭酸飲料もね(^^)。ギターとウッドベースとヴォーカルだけで作った、実に落ち着いた、リラックスできる好アルバムと思います!!


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Comments
 
懐かしいアルバムです。これは素晴らしいアルバムです。
In a sentimental moodでいつもフワーと心をさらわれてしまいまいました。
家のどこかにあるはずなのだがCDの収納方法を変えてから、このアルバムと「Norah Jones - Come Away With Me 」は、なかなか見つけられない1枚となってしまっています。
Re: タイトルなし 
わんわんわん様、書きこみありがとうございます!

これ、良いアルバムですよね。サラさんのアルバムを他にも何枚か聴いたのですが、若い頃の方が歌い方が崩れすぎていなくて、個人的に好みです。また、編成が小さいというのも、いいです。

CD,見つかると良いですね。僕は、見つからない本があって困ってます(^^;)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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