『ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団 / フォーレ:レクイエム』

faure_requiem_giulini.jpg フォーレで最も好きな曲を。月並みすぎて申し訳ないのですが…レクイエムです(^^)。しかしレクイエムに関して言うと、僕にとって最高のレクイエムは、フォーレ作曲のものです!暗いとか悲しいとかは感じないんですよね。救われる感じ。この荘厳さと静謐さ、鳥肌ものの音楽です。ポピュラーや俗楽でこの荘厳さは不可能でしょう。ポピュラーファンだろうがジャズファンだろうが、これほどの音楽を聴いていないのはもったいないです。聴いた事のない方は、すぐに聴きましょう!!なるべく素晴らしいオーディオか、きれいな響きのする教会のコンサートで…。

 レクイエム(鎮魂曲)というのはキリスト教の宗教音楽ですので、儀礼に従った歌詞が当てられています。司祭が入るための曲、死者の魂を鎮める曲…最終第7曲は、"In paradisum deducant angeli..."(天使たちが、あたなを天国に連れて行きますように)という言葉で始まります。子供のころ、僕は死ぬのがとても怖かったです。夜目をつぶると、「このまま寝た後にずっと起きなかったらどうしよう」とか「いや、死んだらこんなふうに考える事すらできないのか」とか、すごく怖かった。それは今だってそうなんですが、しかしこの曲を聴いていると、死が怖くなくなってくるというか、死ぬことが浄化のようにすら感じられてきます。それぐらい、聴いていると落ち着いてくる感じです。演奏も見事、録音も見事です。

 すばらしい演奏と録音ですが、個人的な趣味を言うと…フォーレのレクイエムは、合唱のほか、曲によってソプラノとバリトンが入ります。この録音のソプラノは、キャスリーン・バトルというソプラノ。これが、ものすごくヴィブラートをかけて歌うんです。なんというのかな、僕はこういう宗教曲は、ノン・ヴィブラートで、静謐に、自分がどうこうじゃなくって、死者や神にささげるように歌ってほしいと思ってしまうのです。ヴィブラートをかけて朗々と歌われると、なんかオペラチックというか、歌手の技量や感情を表現しているように感じられてしまう。ここだけが残念でした。そんでもって、「フォーレのレクイエムはボーイソプラノがいいんじゃないか」と思った僕は、レクイエムの録音をやたらたくさん買う事になったのでした(^^;)。。



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ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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