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2015年 このブログで取りあげたアルバムのベスト10!

 今年もお世話になりました。フリーランスのデザイナーという仕事柄、収入は低く拘束時間も異常に長いものの、仕事中に音楽を聴いていても怒られないという特権を生かして続けているこのブログですが、今年このブログで扱ったアルバムで、ベスト10なんてやってみようかと(^^)。採点基準は…ありません、ほとんど僕の気分(^^;)。というわけで、さっそく発表!

SoftMachine5.jpg第10位
デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…『Soft Machine / 5』!!
 これは大好きなロック(フュージョンと言った方が近いか?)のアルバムで、昔は超愛聴盤でした(^^)。ただ、好きで聴きすぎて飽きてしまってしばらくご無沙汰だったんですが、久々に聴いたらやっぱり良かった!!ロック系唯一のランキングっす(^^)。とはいっても、これを聴いて「ロックだ」と思う人はあんまりいないかも(^^;)。。

GilEvans SteveLacy第9位
デケデケデケデケ…『Gil Evans, Steve Lacy / PARIS BLUES』!!
  エレクトリックピアノとソプラノサックスの音の美しさ、リラックスしつつすごく抒情的なプレイがたまりません!!これも昔よく聴いたCDなんですが、最近聴いていなかったものだから、久々に聴いたら感動がよみがえってきてしまいました。もし、今年がこのCDの初体験だったら、新鮮度も加わってもっと上のランキングだったかも。

Gould_Goldberg81.jpg第8位
デケデケデケデケ…『グレン・グールド(pf) / J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲』(81年盤)!!
 音大生のころによく聴いていた1枚。でも、ピアノを諦めてからは、クラシックのピアノを聴くのがトラウマになってしまい(たぶんコンプレックスもあるんじゃないかと^^;)、しばらく聴いてませんでした。しかし久々に聴いたら…うわあ、すげえ。見事な解釈、素晴らしい表現、楽器の完璧なコントロール、これは感動ものです。でもやっぱり旧譜は旧譜であって、どこか今の音楽の最前線とずれてしまっているんだな…と感じたのは、意外な発見でした。でもすごかった。

RussianChurchMusic.jpg第7位
『Russian Church Music』!!
 いや~、この神がかりの無伴奏合奏には度肝を抜かれました。また、旧ソ連時代は政治的に禁じられていた歌が、森の奥底に隠された秘密の境界で歌い継がれ、そしてソビエト崩壊とともに復活したというところがまたすごかった!それだけに、音楽のための音楽という感じではなく、本当に「祈り」そのものという感じなんですよね。これは凄い。絶対に聴くべきです。

Purcell_Sonatas of 3parts第6位
『パーセル:3声のためのソナタ』!!
 これも昔からの愛聴盤。もし今年がパーセル初体験だったら、衝撃度からして1位だったかも。これは若い頃の僕が、その音楽観を根底から覆された1枚で、音楽というのは人間的に、エモーショナルに表現できれば出来るほど良いと思っていたのが、響きそのものだけで超越的な美しさになってしまうのかと背筋の凍りついた一枚。これで3声なんて信じられません。

Ladysmith_Liph.jpg第5位
 『Ladysmith Black Mambazo / liph' iqiniso』!!
 ワールドミュージックの凄さって、自分が当たり前と思っていた常識の外に、まったく違う形や価値観をもつものがある事を伝えてくれる所がとにかく素晴らしい!!世間が狭いというだけで、ほとんど罪です、ワールドミュージックが苦手なんて言っていたら勿体なさすぎです(^^)。。レディスミス・ブラックマンバーゾはアフリカのコーラスグループとはいえかなり西洋化されていますが、それでもこのアフリカの声の音楽の凄さと、聴いているだけで暖かい気持ちになるような至福の感覚は素晴らしかった!!

KikuchiMasa_AfterHours.jpg第4位
『菊地雅章 / AFTER HOURS』!!
 ジャズバンドに参加して、ジャズの勉強に明け暮れていた頃、よく聴いた一枚です。最初はビル・エヴァンスとかマッコイ・タイナーとかとかハービー・ハンコックとかを一生懸命勉強して練習して、ライブで演奏してたんですよ。しかし、菊地さんの音を聴いてぶっ飛ばされました。自分がやっていたのは西洋かぶれの単なる物まね、職業音楽家になるための訓練にはなってるかもしれないけど、本当の意味での創造とは全然違う事をやっていた…と思わされた1枚でした。それまでは「日本のジャズなんて」と思っていたのが一変、以降は富樫雅彦さんやら高柳昌行さんやら、欧米ではありえないタイプのものすごい音楽を作り出している人の音楽に陶酔。日本のフリージャズと日本の現代音楽は芸術家の宝庫、という事を僕に教えてくれた1枚でもありました。日本人ミュージシャンって、最初はみんな軽く見るんじゃないかと思いますが、それが誤った認識である事を思い知らされた1枚でもありましたね~。

KondoHideakiAsyl.jpg第3位
『近藤秀秋 / アジール』!!
 とはいえ、日本の現音とフリージャズの全盛期は60~70年代で、以降は絶滅へ一直線…かと思ったら、今年発表のこれは凄かった!今年リリースの作品に限定するなら、これがナンバーワン。凄いミュージシャンというのは今でも探せばいるもので、純邦楽もジャズもクラシックも全部ひっくるめてその先の音楽を構想してしまったこの音楽は凄かった!!70年代は間章さんとか清水俊彦さんとか、自分の意見で「これが凄いんだよ!」と伝えてくれる気骨と審美眼を持った本当のジャーナリズム精神を持った良いライターがいたけど、現在ではほとんどいなくなってしまった、という事なのかも。紹介者がいなくなっただけで、凄いミュージシャンは今も生きてるんだと、嬉しくなった1枚でもありました。間章さんとかが生きていたら、きっと絶賛していた一枚じゃないかと思います。
 *追記:web magazine の「JAZZTOKYO」では、このアルバムが年間ベストアルバム国内編に、トップで取りあげられていました。聴く人は聴いているんですね、良いライターがいなくなったなんて言ってスミマセンでしたm(_ _)m。

Ravel_PianoConcerto_Argerich.jpg第2位
『アルゲリッチ(pf) / ラヴェル:ピアノ協奏曲、夜のガスパール、ソナチネ、水の戯れetc.』!!
 後で知ったんですが、これは有名すぎるぐらいに有名な演奏らしいです。クラシックのピアノを学んでいたくせに、こんな事も知らないなんて(^^;)…でも、フランス近現代が専門だったし、仕方ないか。このCD、地元の神戸のタワレコで特売コーナーで買ったんですが、もの凄かった!いや~、若い時にこれに出会っていたら、もしかすると現代音楽の作曲ではなく、ロマン派のリサイタリストの道を目指したかも…いやいや、ピアノが下手だったからリサイタリストになるのはどのみち無理でした(^^;)。。でも、そのくらい凄い演奏、有無を言わさぬもの凄さです!!じゃ、なんで1位じゃないかというと…やっぱり旧譜は旧譜というだけでも弱点があるというか、現代とは既に美観にずれが生じ始めている場所をちょいちょい感じるんですよね。でも、初体験の人にとっては、そんなふうに聴こえるはずもないと思うので、大推薦です!あ、あと、これ今定価1000円で売ってますが、これを1000円で売られたら後進の日本人クラシックピアニストはたまったものじゃないだろうな…な~んて、人の心配までしちゃいました(^^;)。

KitaNaoki_Winter.jpg第1位
さて、待望の第1位は…デケデケデケデケ…『喜多直毅 / Winter in a Vision』(ノ^-^)ノ!!!
 これは度肝を抜かれました!まさに衝撃、CDをかけ始めてから終わるまで、息もできないものすごさ(それは言い過ぎか)。タンゴなんて題材程度のものではるかその先を行く凄さ。喜多直毅さんも菊地雅章さんも近藤秀秋さんもそうですが、人気商売とかエンターテイメントなんてところにはまったく無関心で、徹底的に音楽そのものを突き詰めるストイックさとか凄さ…みたいなところに、一部の日本人ミュージシャンの共通項を感じます。これって、西洋のプレイヤーにはなかなか感じられない傾向。俗っぽい部分なんてはるか彼方、音楽のみを真剣に追及している真剣勝負の凄みを感じます。これも、大きな音楽誌がぜんぜん取りあげなかったのが信じられないレベルのものすごい音楽、歴史に残る大名作と思います。

 こうしてみると、僕が選ぶとどうしてもピアノひいきになっちゃいますね(^^)。それにしても、今年も良い音楽をたくさん聴くことの出来た、良い1年でした(^^)。もし自分の生活の中に音楽がなかったら、けっこう素っ気のない日々になる気がします。貧乏だし仕事ばかりで忙しいけど、心のやさしい奥さんと気まぐれな猫(先週、大事なレコードをバリバリにしてくれました>_< )、そして良い音楽に囲まれて、自分の夢も少しだけど叶えられて、嫌な事もあったけどトータルでは良い1年でした。来年もいろいろ大変そうだけど、前を向いて歩んでいきたいなあ。それではみなさん、良いお年を(*^-゚)/~マタネ♪!!

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Comments
 
今年の収穫の一つがBach Bachさんのブログに出会えたことでした。
雑食系の自分として興味ある話しが多かったです。

クラシックを聞いて感じる違和感を書かれていた記事(今探したけど見つからなくて)
にあった和声の時代による変遷などを、また書いてもらえればと思っています。
クラシックの和声は往々にして単純過ぎると感じ、結局、ストラヴィンスキー、
ドビュッシーやラベル以降でないと退屈になってしまって。
では、来年もよろしくです。
おせわになりました! 
 こちらこそAKIさんと知り合うことが出来まして、楽しい1年でした!スヌーピー、ピアノなら楽しく弾けるんですが、ギターだと楽しむ以前に指がつりそうです。ギターってムズカシイです。

 クラシックの和声は、たしかに古典からロマン期のものは、退屈に感じますよね。なにより、僕がクラシックは苦手で、近現代音楽とフリージャズにドップリな人だったもので(^^)。古典~ロマン派あたりは、和声ではなくってドラマに重点が置かれていると思うと、ジャズ以降を経験している人でも楽しめるかも知れません。ロマン派では、アルゲリッチのデビューリサイタルのショパン・スケルツォ#3をまだ聴かれていないようでしたら、おススメです。私はあれでぶっ飛ばされました「ああ、和声じゃなくってドラマと異常なまでの身体性なんだな」みたいな。

 来年も、どうぞよろしくお願いします!

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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