『Blue Cheer / Outsideinside』

BlueCheer_OutsideInside.jpg デビューアルバムと同じ1968年に出されたブルー・チアーのセカンド・アルバムです。最初に輸入盤屋で見た時は、なんだかパッとしないジャケットだな…と思ってたんですが、よく見るとドロドロ、思いっきりサイケです(^^;)。

 さて、内容はというと、前作のようなヘヴィーロック調の演奏のほかに、けっこうグダグダなブルースセッション調の曲も入ってまして(しかしそれをうまいこと構成してセッションに聴かせないのはアレンジの努力でしょうか、ディレクターの手腕でしょうか)、なるほどこのバンドがサイケのくくりで語られる事があるのは、ファースト以外のアルバムで思いっきりそういう傾向のものがあるのか…と思いました。ストーンズの「サティスファクション」なんかもやってますが、なんかダレダレ(サイケ的ないい意味で、です( ̄ー ̄))。他には、アルバート・キングのカバーとか、バンドのルーツを感じさせる面も。しかし全体としては、サイケなグンニャリ具合と、ヘヴィーロック的な要素が混じったアルバムだと思います。フラワーロックの能天気なトリップ感の対局にあるアメリカン・サイケみたいに言われることもあるバンドですが、しかし少なくともこのアルバムは、ジャニスのいたビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーとか、カントリー・ジョー・フィッシュとか、あの辺とのつながりを強く感じました。

 何となくですが、今の時代って、サイケとかガレージとかからはすごく遠い時代な気がします。それは最近のロックとかポピュラーとか、あるいはジャズやクラシックを聴いても、そう感じます。でも、ハードロックばかりを聴いてロックに飽き始めたころの僕は、ロックならサイケやプログレばかり聴いてました。プログレも楽譜に書けるような縦線キッチリなリズムのものは全然退屈でダメ、サイケデリックな感覚のものとか、あるいはフリージャズ的な疾走感があるものじゃないと刺激が足りなくなっちゃってました(^^;)。きっと、普通のものに飽きちゃってたんでしょうね。いま、この音楽をべた褒めする気にはなれませんが、でもサイケ独特の匂いみたいなものはやっぱり嫌いじゃないです。サイケ方面を押し出したブルー・チアーを聴いてみたい方にはおすすめです!


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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