『PACO DE LUCIA / FANTASIA FLAMENCA』

PacoDe_FantasiaDeFlamenca.jpg ピアノ専攻だったくせにギターが大好きであこがれ続けてるのは、たぶん若い頃にロックが大好きだったからなんでしょうね(^^)。自分ではギターがうまく弾けないだけに、聴いていて妙に尊敬しちゃう…というのもある気がします。ピアノだと、凄い人の演奏でも、頑張れば形だけはできると思えるけど、ギターだと「すっげええええ!!こんなの無理!!」みたいになっちゃうのでね(*^_^*)。で、すっごいギターの代名詞と言えばフラメンコ。フラメンコ・ギターで一番有名な人と言えばパコ・デ・ルシア。このアルバムは、パコ・デ・ルシアのセカンドアルバムです。日本では『幻想』というタイトルで、フィリップスから発表されてました。1969年発表。

 昔、日本でパコのCDがまとめて10枚ぐらい出た事があったんです。僕はそれを全部レンタルで聴きました(^^)。すっごく良いと思ったのが2枚、良いと思ったのが1枚、ダメと思ったのが残り6~7枚。これは、その「すっごく良い」に入った1枚。ダメと思った6~7枚は、フラメンコのあの凄さを感じなかったんですよね。本作は、一番すごいと思ったCDで、思いっきりフラメンコのレパートリーを弾きまくり。パコさんにはフラメンコの曲を弾きまくったCDがいくつかあるんですが(有名なのはファースト)、個人的にはこれが一番凄いと思いました。ギタリストが聴いてどういうかは分からないですが、ギターをうまく弾けない僕からすれば神業(^^)。
 フラメンコって、曲が決まってるんですよね。「ソレア」とか「ファンダンゴ」とか。だから、ガチのフラメンコのCDを買ってくると、どのCDを聴いても、同じタイトルの曲のオンパレード。アドリブとか表現とかで「同じ曲をどう料理するか」、「どれぐらい情熱的か」みたいな所の勝負になってるみたい。そうなると、フラメンコ・ギタリストは、伝統的な曲種ではなく、オリジナル作を作り始めるんですが、なぜかその時に安易なフュージンに走るものが多くって、そうなっちゃうと大体つまらない。けっきょく、凄いフラメンコ・ギタリストでも、本物のフラメンコだけをやっているアルバムというのはそんなになくって、パコがガチでやった本気フラメンコを聴きたいならこのCDだと思います。このCDを聴いたら、企画先行のフュージョン・フラメンコなんて、聴いてられなくなっちゃう。これ、マジですごいっす!!


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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