『PACO DE LUCIA / La Fabulosa Guitarra』

PacoDe_Lafabulosa_guitarra.jpg もう一枚、パコ・デ・ルシアにはフラメンコの古典曲を演奏しまくったアルバムがありまして、それがこれ。デビュー作で、日本でのタイトルは『天才』。すげえタイトルだな…。1967年発表ですので、あのすごすぎるセカンド『幻想』の2年前ですね。知名度では、セカンドよりこっちの方が全然有名なんじゃないかと思います。

 このアルバムも、すっごいテクニックです。でも、セカンドの凄さにはちょっと届かないかな?なんと言えばいいのかなあ…クラシック的な言い方をすれば、表現が足りないんですよね。指はむっちゃくちゃ速く動いてるんですが、ノペーっと演奏しちゃうんです。もっと押したり引いたりとか、そういうのが欲しかった。昔、別のフラメンコの記事で「パコ・デ・ルシアはフラメンコの代表選手みたいに言われてるけど、フラメンコがあんまりうまくない」みたいな事を書きました。パコ・デ・ルシアさんのアイドルはニーニョ・デ・リカルドというギタリストだったそうですが、リカルドさんの演奏って、パコさんより指は全然動いてないんですが(といったって、普通に凄いです!ロックだったら神の領域でしょう。ジミヘン以上であることは間違いなし)、でもコンビネーションとかリズムや音色の表現とかが素晴らしいから、ものすごくグッとくるんです。というわけで、このCDを聴いたときの印象は、「パコさんは指の速さは凄いけど、表現がちょっと…職人であって、芸術家ではない」と思ったのでした。いや、その職人としての技術がとんでもなく凄いんですけどね。。でも本人もそれを分かっていて、弾けてるんだけどリカルドみたいにならないのは何故なんだ…みたいに悩んだそうです。

 とはいえ、スクエアに演奏している分だけ、ギターを勉強している人がフレーズの教科書にするなら、セカンドよりこっちの方が参考にしやすいのかも。…な~んて偉そうなことを書いてますが、やっぱりギター王国スペインを代表するプレイヤーだけあって、並大抵じゃありません(^^)。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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