『伍代夏子 / 女のひとりごと』

GodaiNatsuko_OnnanoHitorigoto.jpg 僕が子供のころ(70年代後半ぐらい)は、日本のポップスと演歌は、すでに線引きされてました。そして、その時の演歌は、「いかにも演歌」みたいな定型句が、歌詞にも音楽にも出来上がってました。詞でいえば「みちのく」「女ごころ」「酒」「抱いて抱かれて」みたいな(^^;)。僕は、このいかにも演歌という定型句がどうにも苦手で、子供のころは歌番組で演歌が流れると、チャンネルを変えてました。ベストテンという番組だと、10曲のうちに2曲ぐらいは演歌が入ってたかな?でも、僕より上の世代の人に聞くと、演歌とポップスの明確な線引きが出来たのって、70年代に入ってからだったんじゃないかという印象だそうです。なるほどたしかに、藤圭子やちあきなおみあたりまでさかのぼると、演歌と呼ぶべきかポップスと呼ぶべきか、線引きが難しいものがいっぱいあります。というわけで、僕がつまらないと感じる演歌って、線引きがされて以降の「定型句」満載の演歌の事かも。

 さて、その線引きされた後の演歌歌手で、歌がうまい&美人という才色兼備タイプと言えば、石川さゆり、藤あや子、そして伍代夏子、この辺じゃないかと思います。クリエイティブな所がなくなった後の定型演歌なので、音楽的には、まったく面白くないです。ただ…さいきん気づいたんですが、伍代夏子さんの詞って、群を抜いてエロいです。世界の歌謡音楽の中でもこれだけエロいものは少ないんじゃないかというぐらいにエロい。かなり艶っぽいので、そういう経験のない人にはそのエロさが伝わりにくいかも。もし僕が高校生の時に聴いても、今ほどエロくは感じなかったんじゃないかなあ。例えば…

指が反るほど抱きしめられて 三日三晩で女になった (歌草子娘道成寺)

 三日三晩やってたのか。

紅を引くたび女です 腕を枕にゆりかごに 夢を見させて一夜でも (漁火情話)

 女から露骨に誘います。

寝返りするたび手さぐりしてる 指が恋しい夜更けごろ (霞草)

 ここまで来ると言葉がありません。

 というわけで、ローリングストーンズのセックスソングやマリリン・モンローのエロなんてまだまだ青い…と感じてしまうほどの、艶っぽい「女」アピール満点の演歌を、みんなで聴きましょう!!


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ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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