心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > ラテン   Tags: ---

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『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』

BuenaVista.jpg ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブです!キューバ音楽のミュージシャンと、アメリカのルーツミュージックをベースにした音楽を作っているギター/ヴォーカルのライ・クーダーが作ったバンド!超好きだったし、世界中に大量のファンがいると思うのですが、とうとう解散してしまいました。僕は3月に解散来日公演に行ってきました。このCDの頃とはメンバーも結構変わってましたが、よかった~(^^)。このCDは、音楽的には思いっきりカリブ海の歌音楽がベース…というか、大半はキューバ音楽そのもの。少しだけアメリカのルーツミュージックも入ってますが、どちらにしても、フュージョンして新しい音楽を作り出したというものではなくって、ラテンアメリカのルーツミュージックの紹介、という側面が強かったんじゃないかと。発表は1997年。

 僕はキューバ音楽が結構好き。でも全然くわしくなくって、50年代とかの古いやつはそれなりに聴いてたんですけど、80年代以降は全然でした。そんな中、いきなりワールドミュージック界隈で爆発的にヒットしたこのCDには、「お、今のキューバ音楽って、どんな感じなのかな?」という感じで手を出しました。結果としては…大昔のキューバ音楽とあんまり変わってません。もちろん新しい録音なので音はいいんですが、正直言って僕程度のライトユーザーには50年代のキューバ音楽との違いがまったく分からず。実際、そんなに変わってないのかも知れません。でも、そこが良い!キューバにしてもジャマイカにしてもコロンビアにしても、政治はともかく音楽や市民生活は50年代(どころか20年代?)からあんまり変わってないのかも知れませんね。

 キューバ音楽を知らない人にうまく説明できるかどうか分からないんですが、古い日本のキャバレーで掛かってたコンガとかの入ったラテンっぽい音楽、と言えばイメージしやすいかな?…たとえが悪いですね(^^;ゞ。。で、キューバの音楽は、リズムや形式によって名前がついてたりします。まず、キューバの歌音楽で一番多いのは、「ソン」というもの。前半はけっこう他のラテン系の歌音楽とあんまり変わらないんですが、後半でリードヴォーカルとコーラスが掛け合いになる「モントゥーノ」というパートを持つものが多いです。アフリカの民族音楽にも同じ形式があるので、これは奴隷としてアフリカ系民族が連れてこられた時の名残かも。日本では「ルンバ」なんて言われる事もありますが、キューバでルンバというと、もうちょっと違う曲種を指すんだそうで。この辺は僕はよく分かってません(^^;)。次に、キューバのダンス音楽で有名なものが「ダンソン」。たぶん、ダンスソングという事じゃないかと。(*ころん様より、コメント欄に有り難い書き込みをいただきました(^^)。引用させていただきます。「ダンソン(DANZON、ダンソーンが近い発音)ですが、元々は器楽曲で、ダンス音楽なのは間違いありませんが、ダンスソングというワケではございません」との事。なるほど~!)これがいかにも「ラテンムード歌謡!」って感じで、古臭いです(^^)。でもこの古臭さが、中米の直射日光と古い木造りの小屋みたいな匂いがしてきて、いい(なんだそりゃ)!!このCDでは、ルーベン・ゴンザレスのピアノをメインにした"Puero Nuero"というダンソンが入ってますが、めっちゃムーディーで、まぶしい太陽光線と薄暗い室内の両方を感じるような音楽、大好きです(^^)。他にも、ボレロ(世界中に広まった3拍子のスペイン舞踊が有名ですが、キューバのボレロはなぜか4拍子が多くって、しかも舞曲には思えない)とか、グァヒーラとか、いろいろ入ってます。キューバ音楽の入門として、大推薦の1枚と思います!そうそう、解説があると100倍楽しめると思うので、ぜひぶ厚い日本語解説のついたものをおススメします(^^)。
 あと、アルバム後半には、アメリカン・ルーツ・ミュージックも少し入ってます。ここがライ・クーダーのカラーなんでしょうね。ライ・クーダーは、アメリカのミュージシャンといっても、アメリカ南部からラテン文化周辺のルーツミュージックに寄った人なので、「ジャズ」をやっていても、今ぼくたちがすぐに想像するようなジャズじゃないです。まるでハワイアンのようなジャズ。ブルースでも同じで、あの戦前の暗くうねるアレじゃなくって、白人のカントリーみたいなブルースをやります。考えてみたら、こういうジャズやブルースって、僕はライ・クーダーがやったものばかりで知っているのですが、ライ・クーダーがいつも「ブルース」と言って演奏するあの明るいブルースは、どこがルーツなんでしょうか?知っている方がいましたら、どうぞ教えてください!!

 というわけで、真剣に聴きこむ音楽というよりも、のんびりゆったり楽しむ音楽と思います。キューバ音楽や、カリブ海の楽園的なムードを楽しみたい方は、ぜひ!!庭やベランダでのんびりビールでも飲みながら聴いたら最高じゃないかと(^^)。


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Comments
No title 
Bach Bachさん
新しいジャンルの音楽が市民権を得る時には必ずそのきっかけとなるヒット作がありますが、日本でキューバ音楽が(数十年振りに)再び親しまれるようになったのは間違いなくこのアルバムですね
私ももちろんよく聴きましたし、解説を読みながら他の作品に寄り道したりしました
久し振りに聴き直してみます
キューバ音楽! 
colさん、ご無沙汰しています。お元気でしたか?書き込みありがとうございます。

そうですね、ここ20~30年ほどのキューバ音楽最大のヒットCDは、間違いなくこれでしょうね。しかもダントツ。僕がビックリしたのは、録音自体は良くなっているものの、音楽そのものは1920年代のキューバ音楽とあまり変わってなかったところです。これは、今年見に行った解散コンサートでも同じでした(^^)。
そして、僕もcolさんと同じように、90年代以降のキューバ音楽は、このアルバムから色々な所に手を伸ばした口です。どれも、カリブ海と、少し前の時代のノスタルジーを感じる、いい音楽でした。
No title 
こんばんは!やっとコメント出来る記事が出て来ました~ってことで、初のコメントを入れさせていただこうかと。
ブエナビスタはじいさんばあさんを集めて昔のキューバ音楽を復活させようという試みのモノでしたから、ライ・クーダーによる余計な手は加えてあるものの、昔ながらのキューバ音楽の味わいをシッカリ残していると思います。現在のティンバやキューバのサルサなんて呼ばれる音楽とは、その辺が違っていますね~。ワタクシもこの盤は好きですけど、2枚組ライヴ盤の方が味わいがあるかな~って思っております。

あ、ダンソン(DANZON、ダンソーンが近い発音)ですが、元々は器楽曲で、ダンス音楽なのは間違いありませんが、ダンスソングというワケではございません、などというマニアックな話はどうでもいいですよね。失礼致しました~♪
なんとありがたい書き込み(^^) 
ころんさん、書き込みありがとうございます!

さすがはワールド系にお強いですね、勉強になりますm(_ _)m。マグリブの音楽の記事なんて、現代のものは全然知らないもので、いつも記事を有り難く読ませていただいております。

ライブ盤もいいですよね!また、ダンソンの情報も、有難うございます!いや~、勉強になったなあ。。
もう19年も経つのですね 
月日は早いですね。発売当時から今だに頻繁に聴いています。映画もかっこいいですよね。当時、限定版でLPも出ていましたね。しっかりしたジャケットで買おうか迷ったのですが、中古で出回ってからでいいかなと思い、購入を見送ったのですが、今思えば買っておけば良かったです。
Re: もう19年も経つのですね 
泉の湧き出る森を彷徨う吟遊詩人さん、どうもお久しぶりです。前回お話したのはレディスミスのときでしたっけ?書き込みありがとうございます!

そうですね、私もこれが新譜として出た時を知っているもので、もうそんなに経ったのかと考えると、時の流れのはやさを感じざるを得ません。いつも迷って、あの選択で良かったのかとくよくよ考えて…という連続の人生ですが、このCDを聴くと、そういう思いはいつの間にか消えてしまいます。本当にいい音楽だと思います(^^)。



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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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