
ドビュッシーのホルンの使い方を聴いていたら、自分は管弦楽ではオーボエとホルンの使い方がうまい作曲家さんが好きなんじゃないか…という事に気づきました。特にホルンなんですが、自分がホルンをいいと思った最初の体験ってなんなんだろうかと考えていたら…たぶん、「帰ってきたウルトラマン」なんじゃないかと(^^)。世代的に、昭和のウルトラマンシリーズは大ビンゴ。子供のころ、テレビにかじりついてみてました(^^)。シリーズ中ダントツで好きだったのはウルトラセブンで、音楽も
ウルトラセブンのオーケストラのBGMが一番好き。セブンは僕のオーケストラ原体験だったんじゃないかと思います。そのスコアを書いたのが冬木透さんという作曲家で、ウルトラセブン以降のウルトラマンのスコアはしばらくこの人。というわけで、音楽はウルトラセブン以降も秀作ぞろいで、「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「
ウルトラマンエース」のスコアは、どれも好きです(^^)。そして、ホルンに関して言うと、「帰ってきたウルトラマン」がとびぬけて素晴らしい!でもウルトラマンって、肝心のドラマが「帰ってきたウルトラマン」あたりからどんどん駄目になっていって、「ウルトラマンエース」は第3クール以降は見るに堪えず、ウルトラマンタロウまで来ると子供から見てもあまりにアホ臭すぎて観るのをやめちゃった(^^;)。。
帰ってきたウルトラマンでは、登場する防衛軍MATが決死の覚悟で悲壮感たっぷりに出撃する時に流れる
「ワンダバダバ…」のBGMとか、
苦戦していたウルトラマンが形勢逆転して優勢になった時に流れる爽快なテーマ(次週予告でも流れてました^^)あたりがすばらし~!あと、自分の意思ではウルトラマンに変身できない主人公が、とうとう
ウルトラマンになった瞬間に流れる「ダ~ン、ダラッダッダー!!!」という曲も、キタ━━━ヽ(`・ω・´ )ノ━━━!!って感じで大好きでした(この音楽が脳内再生できる人は、僕の友達です^^)。このサントラを聴くと、ウルトラセブンに比べると、実験性は少なくなって、けっこう木管室内楽的なものとか、クラシックに寄った感じの曲が多いんだな、と感じました。それにしても、聴いたことのあるメロディのオンパレード。どれだけ観てたんだよ(^^;)。そしてホルン大フューチャー曲は、物語のエピローグ部分で、夕日を見て「平和が訪れた」みたいなときにかかる曲が一番印象的。次週予告と同じメロディなんですが、楽器を入れ替えるだけでこんなに変わっちゃうんだから、楽器の力って凄いです。そういえば、ウルトラセブンの最終回もホルンの効果が絶大だったな…。
少し残念なのは、ちいさい頃に持っていた新マンのドーナツ盤レコードのB面に「基地は海底波間に隠れ…」という歌い出しで始まる歌が入ってたんです。曲のタイトルも覚えてないし、たぶん劇中でも使われなかったんですが、これが大好きで、オープニングテーマよりもよく聴いてたほど。特に、エンディング部分のティンパニーとストリングスの緊張感がツボ。このCDには、その曲が入ってないんです。それさえ収録されてたら完璧だったのになあ。それにしても、懐かしくて童心に帰ってしまいました。
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タッコングが現れ、郷秀樹が言う「ウルトラマンになれ! ウルトラマンになれ!」というセリフは忘れられません。
でも人間として努力してないからウルトラマンになれないなんて(笑)
それにしても、自分の力でウルトラマンになれないなんて、ウルトラマンごっこが出来なくてね!