『The Nice / Five Bridges』

Nice_FiveBridges.jpg ELPの『展覧会の絵』に触れた以上、触れないわけにはいかないアルバムかも。キース・エマーソンがエマーソン・レイク&パーマーの前に在籍していたロックバンド「ザ・ナイス」のアルバムです。邦題は「組曲 五つの橋」。ザ・ナイスって、僕はこのアルバムしか聴いてないんですが、他のアルバムではどういう事をやっているのか、ちょっと興味があったりして(^^)。

 このアルバムの表題曲は、管弦がロックバンドの演奏と交互に入ってくるような形になった組曲形式で、すごくストーリー性があります。「5つの橋」から、ルパン三世の「7番目の橋が落ちる時」を想像したのは、僕以外にも1000人ぐらいいるはず(^^)。エマーソンは、ELPの『展覧会の絵』と同じコンセプトのアルバムを既に発表していたわけですね。ところで、この管弦のアレンジって誰?キース・エマーソン?いや~、ある程度クラシックの勉強をした人がロックバンドに参加して、管弦楽のアレンジも出来るチャンスが回ってきたら、それはメッチャ嬉しいでしょうね(^^)。そういえば、ディープ・パープルのジョン・ロードもロイヤル・フィルとのジョイントの際は、バンドそっちのけで管弦のアレンジに夢中になっていたそうで(^^)。
 で、肝心のロック・バンド部分ですが、もう既にELPとあんまり変わらない感じ、エマーソンのこういう音楽は既に完成してたんですね。エマーソンのオルガンやらピアノやらシンセが音楽の中心、歌なんてオマケです(゚∀゚*)。決めだらけのロックフュージョン的な意味の「プログレ」、でも音楽は全部基礎和声という、子供が習うクラシックピアノ教室で腕を磨いた人が作ったロックみたいです(^^)。僕にはあまりにもいい子ちゃん過ぎて、ちょっと刺激が足りませんでした。すべて教科書の範囲内という所がね…。でも、ものすごくよく出来ていて、いいモノを作ろうという気合いがビシビシ伝わってきます!和声にはそんなに刺激を求めてなくってむしろカッチリ安定している方が好き、そしてあんまりヘビーじゃない、ある程度ポップな雰囲気もあるテクニック系プログレが好み…みたいな人にとっては大ビンゴかも?!


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考えたら

ナイスはベストでしか聴いたこと無いような・・・
ちゃんと聴いてみようと思います
やっぱりキースは残念です

僕も

ボネ太郎様、書き込みありがとうございます!私は花粉症で倒れそう(^^;)。。

このアルバムでのナイスは、もうほとんどELPです。このアルバム以前のナイスがどうだったのか、聴いてみたいです。もし、もっとポップスとかロックバンド寄りな事をやっていたとしたら、エマーソンのクラシック色が強くなりすぎてメンバーがついていけなくなって解散という事だったりして。。

ロックのロマン派か?

特に、クラシック音楽教育もうけられたBach Bachさんの、
エマーソン楽曲分析、興味深く読ませてもらっています。
ここ1週間ほど彼の曲を聴いて思ったのは、言われるとおり、
特にコードがものすごくインサイドなんですね。

>子供が習うクラシックピアノ教室で腕を磨いた人が作ったロックみたいです

まさにそのとおり。聞きなおして意外でした。
だから、洋楽を聴き始めた自分の中学生当時の耳には気持ちよかったんだ。
エマーソンの中に、複雑な和声感覚と変拍子感覚が余りなかったので、80年代のフュージョン時代に、まったくそちらのアプローチをしなかったのではと、今となっては思えます。


Re: ロックのロマン派か?

AKIさま、書き込みありがとうございます!台湾旅行記、楽しく拝読させていただきました。また台北の夜店に行きたいなあ。

びっくりするぐらいインサイドですよね(^^)。ジャズを通過している人には、ちょっと退屈に感じてしまうかもしれない和声感覚と感じます。

> エマーソンの中に、複雑な和声感覚と変拍子感覚が余りなかったので、80年代のフュージョン時代に、まったくそちらのアプローチをしなかったのでは

きっとそうなのでしょうね。音楽に動きを求めるか安定を求めるかは人それぞれ。でも、そのどちらかだけの人はいないと思うので、どちらというものじゃなくって、バランスが大事なんでしょうね。エマーソンの場合、刺激の多くを運指に還元してしまったところが職業演奏家的だなあ、と思いました(^^)。


プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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