『the J. Geils Band』

JGeilsBand.jpg そんでもって、「SANCTURYが最高!」と主張する友人Aと、「軽いと言われようがSHOWTIMEの爽快感が最高!」と主張する僕を蹴散らして、友人BがJ.ガイルズ・バンドの最高傑作と言い張って貸してくれたのがこれ。1970年のデビュー作でした。いや~、ジャケットからしていい音楽が聴けそう、少なくとも"Showtime !" の頃のショーバンドではなさそう、ぜったい暑苦しいぞ(^^)。

 さて、帰って聴いてみると…うおお、ハープ大フューチャー、ちょっとロック寄りになったバタフィールド・ブルース・バンドみたいでカッコいい!!なるほど、たしかに黒いです。2曲目のインスト曲"Ice Breaker" のハープなんて超カッコいいし、3曲目のバンドブルース"cruisin' for a love" でのハープもメッチャかっこいい!!ギターも変なエフェクターをゴチャゴチャつながず、アンプにダイレクトでつないで出したような野太い音と適度なひずみがたまりません!!ヴォーカルもカッコいいぞ。これはきっと、バンドブルースとか、ロックンロールとか、R&Bとか、そういうのが大好きで演奏しまくっていたバンドなんだろうな…。当時の僕は、ビンゴすぎるバンドを見つけてしまった感じでした(^^)。友人Bよ、聴いてもないくせにつべこべ言っていた俺や友人Aを蹴散らしてくれてありがとうm(_ _)m。。

 これはメッチャいい!なるほど、レーベルがアトランティックだから、ブルースとかソウルとか黒い系の音楽の良さはよく分かってるんだな。。でも、こういう野太いロック寄りのバンド・ブルースって、一般にはあんまり受けないんでしょうね。カッコいいブルースロックバンドって、ファーストが一番いい、みたいなパターンが少なくない気がします。ローリング・ストーンズとか、ゼムとか、バタフィールド・ブルース・バンドとか、このパターンは挙げればきりがありません。それって、こういう音楽が、ポップスみたいに曲ではなく、カッコいい演奏が音楽のフックになっているもんだから、デビュー前にはオリジナルが少なくっても迫力ある演奏がレコード会社の目に留まりやすくって、でも実際にデビューすると、レコード産業の「10秒か20秒聴いただけでもすぐ良さの分かるメロディやフレーズを持った新曲をテレビやレコードでどんどん出していく」という構造に合わなくって、曲がないから2~3枚目から苦労し始めて、しかも玄人好みの音楽なものだからセールスがイマイチで、ここにメーカープロデューサーから口を出され始めて、その内容が音楽の内容にまで及ぶようになっていく…見てもいないくせによくもここまで妄想できるな、俺(^^)。あ、こういう事を書いていたら、フリートウッドマックが浮かんでしまったぞ、あれも最初はめっちゃくちゃカッコいいブルースロックバンドだったんだよなあ。

 バンドは数年後には普通のアメリカン・ロックに転向、さらに後にはポップなショーバンドみたいになっていきます。でも、そのどの時期でも評価されるアルバムを残したんだから、地力あるバンドだったんでしょうね。それはこのファーストを聴いても、ライブ盤での白熱具合を聴いてもすごく伝わってきます。このファーストと晩年の"Showtime" は方向性が全然違いますが、どちらも超おススメです(^^)。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

Bach Bachさん、こんばんは。
ファーストもかっこいいですよね。男臭さがプンプンして、汗くさいというか、泥くさいというか。
でも、実は僕のJガイルズイチオシは別のアルバムで。かぶらなかったので近々書きますー。

原点ですね!

ファーストを勧めた友人の方のセンスが凄いです!
これがあるから進化があるわけで。でも、そもそも彼らがやりたかったのはこれなんですよね(笑)
私は堕ちた天使からの後追いですけど、好きで好きでたまりません。

Re: No title

goldenblue さん、書き込みありがとうございます!

ファースト最高です!僕はファーストが、J・ガイルズ・バンドのアルバムで一番好きです!大体、骨太のズドーンと来るロックが、そもそも好きなんです(^^)。

goldenblue さんは他のアルバムが好きなのですね。ご紹介、楽しみにしてます!

Re: 原点ですね!

ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます!

いや~、ファーストは素晴らしい、まだオリジナル曲の少ない段階だったという意味でも、たしかに原点ですね。ブルースロック的には、デビューアルバムにしてとんでもなくカッコいい!実は、セカンドも好きなんですよね、僕は(^^)。
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
フリーエリア
検索フォーム
リンク
最近気になってるCDとか本とか映画とか
 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
これまでの訪問者数
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アド