『Gavin Bryars with Tom Waits ‎/ Jesus' Blood Never Failed Me Yet』

GavinBryars_JesusBlood.jpg ブライアーズを人生ではじめて理解できる時が来たか?!と思い、引っ張り出してきたのが、これ。ジャケットがカッコいいんですが、内容をまるで覚えてません(^^;)。しばらくぶりに聴いてみると…12小節(30秒弱?)の音楽をひたすら繰り返すというもの。途中、少しずつ楽器が増えたりするのですが、気づかないぐらいさりげないです。ああ、思い出した、こんなだったよ(^^;)。

 ミニマルとかアンビエントって、僕の若い頃には、音楽科の学生には人気がなかったですが、美術科の学生には好きという人がそれなりにいました。アート系のショップに置いてあったりもしましたしね。しかしやっぱり、変化がほとんどなく延々繰り返すというのは、やっぱり飽きます(最初の10分ぐらいまでは気持ちよかったんですが…)。飽きないとしたら、作業BGMにかけるような場合じゃないかと。しかしBGMに使うには、言葉が入っているのが邪魔。言葉って意味解析する必要があるものなので、これを「BGMのように聴いてね」というのは、そもそも理屈に合わないと思うし。浮浪者がささやいた"Jesus' Blood Never Failed Me Yet"という言葉の無限反復という、相変わらずのサブカルな痛い感じも、ちょっとね…。

 同じミニマルでも、ライヒの傑作「砂漠の音楽」とブライアーズの仕事を一緒にしちゃいけないんじゃないかと。こういうのを良いという時って、音楽をアタマで考えてるんじゃないかと思っちゃう。アマゾンの評価を見てみると…やっぱりみんな「考えた」末に良いとか悪いとか言ってるよなあ。アタマで考えるのは悪いことではないと思うけど、まったく感覚的な判断ナシで良い悪いを判断するものなら、音楽よりも優れた方法はいくらでもあると思っちゃうんですよね、詩とか美術とか。大きい声じゃ言えないけど、1時間で1音だけの音楽とか、サインウェーブだけの音楽とかって、アート系をこじらせてるだけに思えちゃう。こういうのを有り難がるのは、薄っぺらい詐欺まがいのサブカルミュージシャンの思うツボというか…。ごめんなさい、やっぱり僕にはブライアーズは合いませんでしたm(_ _)m。こういうのじゃなくって、音そのものを扱った作品にはいい物があったので、純粋な器楽曲の方面を探せば、もう少しいいのがありそうな作曲家なのかも。弦楽の作品を聴いてみたいんだけど、何度も外れを掴まされた後だとちょっと怖い…


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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