書籍『音楽行動の心理学』 ルードルフ.E.ラドシー/J.デーヴィッド.ボイル

Ongakukoudou_no_Sinrigaku.jpg 心理学って、面白くないですか?僕が最初に興味を持ったのはフロイトとかユングでしたが、あれはいまの心理学とは別ものだそうで。今の心理学につながるのはゲシュタルト心理学あたりからで、その辺の本は読み始めたが最後、面白くって止められなくなってしまいます(^^)。

 さて、この本は、ぼくが音大生のころに出会った本。古本屋でみつけました。なんか難しそうだな~と思いつつも、もくじを見て興味津々。「どうして振動数の違いが音の高低として感じられるか」みたいないかにも心理学的なところじゃなくって、「何によって音響は音楽になるのか?」とか「良い音楽とはなにか」とか、こういう所に興味を惹かれました。そしてしばらくはこの本に夢中。しかしこの本、雑学的なものではなく、学術的にちゃんとした本なのでなかなか難解、理解するために何回も読みました。何回も読んだという事は、それだけ面白かったと思うんですよね~。でもって、この本を読んだ後、自分の音楽観が変わってしまったのでした。ぼくは現代音楽専攻の上に夜はジャズの演奏のバイトもやっていたような人間だったので、音大生という音楽を専門に学んでいる友人たちの中でも柔軟な音楽観を持っていた方だと思うんです。それでもこの本を読んだ後は、いかに自分がかたよった音楽観を持っていたか…と感じさせられてしまいました。地動説が主流の時代に地動説を信じている、みたいな感じ?現実は違うのに、習慣とか時代の風潮に流されちゃってる自分を痛感させられた、みたいな感覚でした。

 僕がゲシュタルト心理学と最初に出会ったのもこの本。この出会いが、現在のデザイナー業に繋がっているのだから、人生なんてわかりませんね(^^)。音楽だけを追求してきた、ある意味で音楽馬鹿なぼくみたいな人間が読むと、目からウロコな事がいっぱい書かれていると思います。音楽を深く追求してみたい人には、超おススメ!!数千円でこれだけの濃い内容に触れられるなんて、買って損はないと思います。…お、アマゾンだと数百円で買えるみたいだ。中古盤もそうですが、ものすごい手間暇かけて作られた素晴らしい交響曲のCDが数百円で売られていたりすると、安く買えるのはうれしいんだけど、人生をついやして必死に作り上げた作曲家や演奏家に悪い気がして、ちょっと複雑な気持ちになります。モノの本当の価値と値段って、ぜんぜん比例しないんですよね。。


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神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中… 楽器屋で演奏してみたら、木製鍵盤で、タッチがけっこう本物のピアノに近かった!うちにあるアップライトがけっこうヤバいので、フルメンテして貰うか、こういうので間に合わせようか大いに悩み中。
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