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Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

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『はっぴいえんど』

Happyend.jpg 頭脳警察に感激した中学生の頃の僕は、「洋楽がカッコよくて邦楽はダサい」と思っていたのが一変、黎明期の日本のロックバンドを色々とあさりり始めたのでした。そんな中はっぴいえんどは、黎明期の日本のロックの代名詞的な扱いのバンド。細野晴臣、松本隆、大瀧詠一鈴木茂の4人のメンバー全員が、以降の日本のポップス・シーンで大活躍。中学生の頃、僕は友人に大プッシュされてこのレコードを聴いたんですが、あまりに持ち上げて語られるものだから、「へえ~、そんなにすごいロックバンドなのか、頭脳警察外道あたりよりもすごいのかなあ」と、聴く前からどんどん「ものすごいロック」という妄想を膨らませてしまい、それが間違いの始まり(^^;)。。

 「ロック」って色々ありますよね。ビーチボーイズだってロックで語られる事がありますし。でも、中学生の頃の僕にとってのロックは、やっぱり「熱い」「はやい」「はげしい」というのが絶対条件の音楽だと思ってたんです。ところがはっぴいえんどは、アップテンポの曲は全然なし、ヴォーカルもエモーショナルとは言いがたい、バンドも丁寧すぎるぐらいに丁寧でグルーヴしません。僕が思っている「ロック」的な条件に合うところがなかったのです。正直言うと、ちょっと肩透かしを食らった感じ。はっぴいえんどは神格化されすぎてる、と思ってしまったのでした(^^;)。
 もしかすると、リアルタイムで聴いた人と、僕みたいな後追いの人では、感想が変わってくるのかも知れません。この頃ぐらいから日本のポップスやニュー・ミュージックが洋楽コピー状態になりましたが(そのまえはムード歌謡とか演歌とか、和洋折衷みたいなものが多かった)、リアルタイムで体験した人は「おお、洋楽を洋楽のバンドと同じ感じで演奏するバンドが現れた!」なんて感じたのかも。僕的には、フォーク調の2曲目「かくれんぼ」とB面に入っている「朝」、そして「はっぴいえんど」のアコースティック・ギターがアルペジオするファーストコーラスあたりが、すごく好きなんです。つまり、いいと思うところが、アコースティックでフォークな部分ばかり(^^;)。だから、僕にとってのはっぴいえんどは、ロックではなく、「日本のバンド・フォークの元祖」ぐらいな感じなのでした。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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