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映画『蘇える金狼』 村川透監督/松田優作主演

YomigaeruKinrou.jpg 松田優作さん主演の角川映画です。「野獣死すべし」が僕にとっての松田さん主演角川映画の最高傑作なんですが、DVDが見当たらなかったもんで(^^;)>、今日は「蘇る金狼」を。うちにはVHSがあるんですが、まだ全然見れるというのがスゴイです。MDとかLDとかってもう使いものにならないのに、VHSはまだ大丈夫。VHSってすごい。でも、デッキが壊れたらどうしよう。。

 1979年から1980年は、俳優の松田優作さんにとっての絶頂期。この2年で主演映画が5本、TVドラマでは伝説のあの探偵物語もこの時期の放送でした。探偵物語を例外とすると、この頃までの松田さんは、ハードボイルド系のアクション俳優という位置づけだったと思います。松田優作さんは日本映画産業に新勢力として入ってきた角川映画でも主演に抜擢され続け、これはその第2弾だったかな?「人間の証明」とこの映画を連続で観て思った事は…角川映画というのは、面白いかどうかは別として、映画としての作りのレベルが残念という事。キャストや監督がかわっても同じということは、カメラマンとか美術さんとか編集さんとか、角川映画チームのスタッフの問題?この映画で例を挙げると…
  • スタッフの影が映り込む (要塞跡で敵組織を壊滅させるシーン)
  • 岸田森さん、障子を破って倒れないといけないのに、破れずにもう一度自分で助走をつけて破って倒れる(主人公が探偵一味を皆殺しにするシーン)
  • 役者同士のセリフが被って、片方がいい直す (主人公と政界のボスの初対面シーン)

 学生映画だってこんな致命的なミスが出たらテイク2を録り直すと思うんですが、これをオーケーにしてしまういい加減さ(^^;)。ここまでの致命傷ではなくとも、絵の構図とかの話まで行くと、これはもうお話にならない。いい映画にしたいなら、どのシーンを切り抜いても一枚の絵画として成立するぐらいに構図や影まで気を配って欲しいのですが、いい絵が一枚もないという。
 と、ボロクソに書いてしまいましたが、じゃあ見てどう感じるかというと…松田優作という俳優の魅力だけで、これだけたくさんあるマイナスを帳消しにしてしまっている所が凄い。ミュージシャンは下手なのにヴォーカルだけスゴいロックバンドみたい、この映画を面白いと思うとしたら、松田さんしかないんじゃないかと。

 あと、いま見て思うのは、この時期の松田優作さんのテレビなり映画なりは、キャストやスタッフが似ている所が、マニアックに楽しかったです。風吹ジュン、成田三樹夫、岸田森さん(「帰ってきたウルトラマン」では、この人と初代隊長の演技だけが飛び抜けて素晴らしかった^^)あたりは探偵物語でも共演していたし、岩城滉一、阿藤海さんあたりは、テレビでも映画でも松田さんとの共演が多くて盟友という感じ。山西道広(探偵物語の刑事役は爆笑!大好きです^^)、中島ゆたか(この人、美人!)さんあたりは、松田優作がらみの作品でしか観ていない気がするので、これは松田さんお気に入りの役者さんだったのかも。こういう日本の役者さんの人物相関図みたいなものが感じられて楽しかった…というのは、ちょっとマニアックかな(^^)。

 あまり良いことを書けませんでしたが、しかしこの作品とほとんど同じスタッフで、翌年に日本映画のトップ10に入れたくなる「野獣死すべし」が作られるのだから、音楽でも映画でも、ひとつの作品だけで判断してはいけませんね。原作の大藪晴彦さんか松田優作さんのファンでもない限りは、今となっては観る必要のない映画な気がしますが、松田さんのファンであれば一度は見たい作品なんじゃないかと(^^)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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