『MAHAVISHNU ORCHESTRA / Between Nothingness & Eternity』

MAHAVISHNU ORCHESTRA_Between ジョン・マクラフリンというジャズ/フュージョン系のギタリストがリーダーを務めたバンドのライブ盤です。マクラフリンのほかも、キーボードがヤン・ハマー、ドラムがビリー・コブハム、ヴァイオリンがジェリー・グッドマンという、今から見ればスーパーグループ。音楽は、フュージョン寄りの黄金期キングクリムゾンとか、インスト期以降のジェフ・ベック・グループみたいな感じでした。
 1973年のこのライブ・レコーディングを僕がきいたのは、15~16歳ぐらいの時で、若い私は「うおおおおお~~~すっげええええええ」とぶっ飛んでしまいました(o^▽^)o。コルトレーンやドルフィーあたりのバリバリのモダンジャズは大好きだったのに、フュージョンは肌に合わない…な~んて思っているころに出会い、フュージョンへの不信感が一瞬にしてなくなる衝撃。メンバー全員弾きまくり、曲もアルバム通して3曲しか入っていない大作志向。ずっとアドリブしていたと思ったらいきなりビシッと揃うし、スゴいと思いました。そんなに大感激したくせに、大人になってからはなぜか全然聴かなくなっちゃったもので、久しぶりに聴いてみると…これは若者のための音楽かも。フュージョン版のキース・エマーソンというか、高速アドリブプレイとか縦線ピッタリみたいなのをカッコいいと思えるかどうか、ここに掛かってるんじゃないかと。

 若いうちは、こういうイケイケのフュージョンやロックや漫画やプロレスに一度は狂わないと!でも…音楽にも、年相応というのがあるのかも。「泣いた赤鬼」という童話、子供のころに絶対に通過しておくべき大名作と思いますが、でも大人になってまだあれを読んでいたとしたらちょっと…と思うんですよね。たしかに、若いのに表現とか深さとか、そういう所ばかり気にするのは違うと思うけど、ある程度以上になってスピードとかパワーばかりではマズいというか、そろそろ他も分かるようにならないとね、みたいな。若い頃に熱狂したこのアルバム、間違いなく、70年代前半のフュージョンのなかで出色の名盤のひとつだと思います。インストロックやフュージョン好きならば、避けては通れない一枚だし、マハビシュヌ・オーケストラで1枚だけ選ぶなら、僕なら迷わずこれ。でも、縦線とか速弾きしか目に入ってないあたり、ちょっと若い音楽…かな(^^;)?


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
フリーエリア
検索フォーム
リンク
最近気になってるCDとか本とか映画とか
 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
これまでの訪問者数
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アド