
サティスファクションの入ったベスト盤で苦手意識を覚えてしまった僕のローリング・ストーンズ初体験でしたが、そのあとも苦難続き。初期のアルバム(たしか"AFTERMATH"とか、セカンドアルバムあたりだった気が…)を何かの機会に聴いたんですが、これがまたしても分からなかった(T_T)。小学生の僕にとっては、古くてヘタに感じる音楽。しかし友達のお兄さん界隈は「ビートルズよりストーンズだよな」みたいに言っていたので、クラシックカーとか骨董品みたいに、子供には分からないけど大人には分かる何かがあるのかもと思ってました。でも、第2反抗期あたりになると、騙されているのはお兄さんたちの方なんじゃないか…とか思い始めた(^^;)。そんな時、ストーンズの中でカッコいいと思う曲がついに登場、それが
ジャンピン・ジャック・フラッシュでした!「おお~、カッコいいね、これ誰?」「え、知らないの、ストーンズだよ、超有名だぜ」みたいな(^^)。レコード屋に行って尋ねると、このLPを渡されました(8角形ジャケットじゃなくって、4角形のやつ。あ、角は墨で塗りつぶされてました^^;)。「あ、やべえ、因縁のBIG HITSのパート2なのか…」と不安を覚えたんですが、悩んだ末に買って、帰って聴くと…おお~、やっぱりジャンピン・ジャックはカッコいい!そしてそれ以外の曲も、それまでのストーンズ体験と違って、バラエティに富んでいてで良かった!
ジミヘンや
クリームやハードロックが登場する前のロックって、こんな感じだったんだろうな…みたいに思いました。
僕にとってのストーンズのイメージって、この時期あたりです。このアルバムに入ってる「ホンキートンク・ウーマン」は、僕個人はそこまで好きというわけでもないけど、これぞストーンズって思っちゃうんですよね。。
マージービート系のバンドって、サウンドが古い感じなので聴く前から敬遠しがちだし、曲やサウンドが似ているので差別化が難しいけど、ちゃんと聴くとカッコいいものがけっこうありますよね。僕は、子供のころに幼児番組でビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」を聴いてから、こっち系に苦手意識を持っちゃったんですが、しかしキンクスの"You Really Gotta Me"とか、ストーンズの"Jumpin' Jack Flash"とか、
フーの"My Generation"あたりを聴いたあたりから、考えが変わりました。カッコいい!!そして、このスカスカのエレキ楽器の音に慣れてくると、逆にハードロック以降のズギューンってくるサウンドで同じ曲をやっても、「いやいや、マージービートのチャカチャカした音じゃないと、この曲の良さは出ないな」とか思うようになっちゃったりね(^^;)。というわけで、ここから僕のストーンズ道が開けました!!そして、ついに運命の1枚との出会いが…続きはまた次回!
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