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2016年 今年聴いたアルバム 独断と偏見のベスト11!

 今年もお世話になりました!うちにあるCDやビデオの整理をしようとはじめたこのブログの性格上、自分が好きな音楽を聴くだけでなく、売ろうかどうかを決めようとしているCDもよく聴くもので、なかなか自分の大好きなCDのレビューに辿りつかなかったりしているのですが(スライとか、3年半もブログをやっていてなんで書いてないんだろう^^)、それでも振りかえってみると、いい音楽をいっぱい聴いたな~。。というわけで、今年聴いたCDのベスト11です!!

PacoDe_FantasiaDeFlamenca.jpg第11位 デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…
PACO DE LUCIA / FANTASIA FLAMENCA!!
 フラメンコギターの大御所ながら、パコ・デ・ルシアさんはちょっと演奏が平たくってフェイバリットじゃなかったはずなんですが、久々にこのセカンドアルバムを聴いたらすごかった!!やっぱりパコさんはフュージョンっぽい事をやるより、ガチでフラメンコやった方が全然いいです。これでも本人は、それ以前の名プレイヤーの演奏を前にして「俺は全然ダメだ」と落ち込んだっていうのだから、プレイヤーの世界というのはどの楽器でも凄いもんだと思います。本物のミュージシャンって、こういうものだと思い知らされました。。

BruceSpringsteen_Nebraska.jpg第10位 デケデケデケデケ…
Bruce Springsteeen / Nebraska!!
 今年の僕の音楽ライフはブルース・スプリングスティーンさんとともに始まりましたが、アコースティックギターとハーモニカだけの弾き語りのこのアルバムが、いちばんジンときました。アメリカン・ルーツミュージックの匂いプンプン、トウモロコシ畑やらロッキー山脈やら貨物列車やら、アメリカの田舎の風景がブワッと目の前に広がって見えちゃうような素晴らしさ。今年、ボブ・ディランさんがノーベル文学賞を取りましたが、純粋に詩だけでいったらスプリングスティーンさんのほうが僕には心に刺さります。素晴らしい1枚!!

MiroslavVitous_ InfiniteSearch第9位
Miroslav Vitous / Infinite Search
 新主流派ジャズの匂いプンプンの超白熱の名演!いや~これも素晴らしかった!!やっぱりヴィトゥスさんは変なシンセストリングスの上でダラダラしたこぎれいな音楽やってないで、最初のウェザーリポートのレコードみたいに、燃えまくった演奏を聴かせてほしいなあ。このレコード、何年かおきに聴くたびに「うお~やっぱりすげえええ」って思ってしまいます。やっぱりジャズはフュージョン直前までが至高ですな(^^)。。

DinahWashington_decca.jpg第8位
Dinah Washington / the fabulous Miss D! -the Keynote, Decca & Marcury singles
 1943年から1953年という時代のジャズヴォーカルの録音。なんたってダイナ・ワシントンの歌ですから悪いはずがないんですが、驚いたのは曲の良さ。僕はジャズのピアノで10年ぐらい食べていたので、レパートリーとしてスタンダードはけっこう演奏できるんです。でも、ここには今ではあまり演奏さ有れない曲も結構入っていたんですが、これがいい曲が多くてびっくりしました。あと、アレンジもしっかりしているのが軽い驚き。これは当時のアメリカの商音楽ですが、今の商音楽がどれだけクリエイティブも無ければ仕事も雑であるが分かってしまった。。

Boulez_Debussy_Yasoukyoku_umi.jpg第7位
ブーレーズ指揮・クリーヴランド管弦楽団 / ドビュッシー:海・夜想曲・遊戯 他
ドビュッシーの大名曲「海」のあの冒頭のイントロのフワァーってした音を聴いただけでノックアウトです(^^)。作曲家の音の重ね方はもちろん、ホールの音の良さ、オーケストラの音の素晴らしさ、録音の良さ、そしてメッチャクチャにアンサンブルを整理して伝える指揮者ブレーズの素晴らしさと、非の打ちどころがないっす。もう、こんな音出されたら、人生の至福以外の何ものでもないじゃないですか。人生で何十回聴いたCDだかわかりませんが、聴くたびに至福ですね。やっぱりすごかった。。

sonics_here.jpg第6位
THE SONICS / HERE ARE THE SONICS!!!
ブレーズ指揮のドビュッシーよりこっちの方が上なのかと言われると何とも答えようがないんですが(^^;)、しかしガレージパンクの爆発力やぶっ壊れ感の凄さって、やっぱりそれはそれで音楽のすごいところを的確にとらえてるんじゃないかと思うんですよね~。人間、綺麗なだけじゃダメなんだぜ、PTA推奨やゲイジュツみたいなのはまっぴらごめんだよ、みたいな。。パンクやグランジが子供に見えちゃうこの凄さ、初期ガレージパンクのパワーはやっぱりすごかったです!!必殺の1枚。

CCC.jpg第5位
Creative Construction Company
 フリージャズにも色々ありますが、ガレージパンク的な凶暴な爆発力にインテリジェンスが加わったようなタイプのフリージャズが一番好きです。とはいえ、音楽を聴くのが、どうしても仕事中が一番多くなっている今の僕のライフスタイルでは、フリージャズや現代曲はあんまり聴いてられないんですよね(^^;)。そんな中、今年久々に聴いたこの一枚は素晴らしかった!!なんといっても凶暴でありながらインテリジェンス、強烈です(^^)。なんというのかな、子供のころはロックが一番ハードな音楽だと思ってたんですが、こういうのを聴いたら、ロックなんて大人しくっていい子ちゃんの音楽だったんだなと思うようになってしまった…

BuenaVista.jpg第4位
BUENA VISTA SOCIAL CLUB
 ブログの性格上、CDの事ばかり書いてますが、今年はライブもよく見に行ったし、人前で演奏する機会も何度かありました。今年に行ったライブのナンバー1は、ブエナビスタの解散ツアー!!いや~~~~すばらしかったあああああ!!!…あ、ごめんなさい、興奮してしまった。。えっと、このCDの何が良いと言えば、キューバの異国情緒がプンプン匂ってくるところ。楽園時代のキューバ音楽とほとんど変わらない事やってるんです。音で体験する世界旅行の気分。このCDを流すだけで、自分の部屋がカリブ海の木造りの安い宿の一室みたいなムードになってしまいます(^^)。

TondaCouple.jpg番外編:今年読んだ本のベスト
さて、ベスト3発表の前に、レコード以外のもので、今年みた本や映画からよかったものをひとつ。
翔んだカップル
いや、冗談じゃなくって、マジです(^^)漫画です。まちがっても、テレビ版や映画版じゃありません(そっちはそっちでいいんですが)。アホみたいに思われるかもしれませんが、なんというか…時代が70年代から80年代に変わっていったときの、あの時期の日本の雰囲気みたいなものが、これほどよく伝わってくるものもないなあ、みたいな。これほど自分が高校生の頃の心境と合致するものもありません。学校という閉鎖した空間で過ごす高校の3年間なんて、あとから考えたらぬるま湯もいいところだったと思うんですが、それでも当人にしてみれば「僕には大問題だ ややこしくて」ってなもんなんですよね。その頃の甘酸っぱい感じとか、ちょっと切ない感じとか、それをモロに感じる本でした。

KingCrimson_Island.jpg第3位
King Crimson / Islands
 ついこの前書いたばっかりですが、やっぱり素晴らしかった!!最初の解散までのキングクリムゾンは、大傑作のオンパレードですね。そのなかではあまり目立たないアルバムだと思うんですが、しかしその素晴らしさは尋常じゃなかったです。古楽も現代曲もジャズもロックも、全部ひっくるめたうえで一番いい音楽を作り上げる…こんな事やられたら、いい物になるに決まってるし、しかもそれを実際にやれるところが凄いです。最初の解散までのキングクリムゾンは、(公式ライブ盤とポセイドン以外)全部聴かないと駄目です。それぐらい素晴らしい~。。

gieseking_debussy_images.jpg第2位
ギーゼキング(pf) / ドビュッシー:映像、版画 ほか
 僕がピアノを少しだけかじったことがあって、しかも音大時代にフランス音楽を中心に勉強したせいなのかもしれませんが、このレコードは本当に感激!!なんで1台のピアノからこんなに色んな音が出せるんだ?驚愕です。そして、それがまた色彩感覚の凄いドビュッシーの音楽に実にマッチしてます。ただし、録音がふるくって決して音が良いレコードとは言えないので、そのあたりを脳の中で補完できる人じゃないと厳しいかも。逆にいえば、ピアノを演奏する人だったら、死ぬまでに避けては通れない1枚じゃないかと思います。

Diego Schissi Quinteto - TIMBA 第1位
Diego Schissi Quinteto / TIMBA
 唯一、今年発表されたCD(^^)。やっぱりリアルタイムなものは最前線をいっている感じでスゴイ!!これはアルゼンチンのタンゴ系のピアニスト&バンドマスターの作ったCDですが、タンゴをベースにしつつも、ジャズの和声感覚とか、クラシック的な劇的な音楽展開とか、とにかくスリリングで素晴らしい!!音楽って、ひとつのジャンルで職人技を披露していればよいような時代じゃないんでしょうね。色んな音楽を自宅で聴けるようになった今の時代だと、それらを前提にしてどういう音楽を作り出すか、というのが、最前線の人たちなのかも。そういえば、去年の上位もそういう音楽が多かったです。キングクリムゾンもそういう側面があるし。

 こうしてみると、ワールド3枚、ジャズ3枚、ロック3枚、クラシック2枚ですか、散りましたね(^^)。やっぱり色んな音楽を聴くのが一番楽しいなあ、毎年ハワイ旅行をするんじゃなくって、毎年違う世界を見に行きたい、みたいな感じでしょうか。少し残念だったのは、今年はワールドといっても古い民族音楽はあんまりきかなかったんだなあ、大好きなジャンルなのに。つまり、地域は散ったものの、みんなドミナント系の音楽ばっかりだったわけですね、かたよってしまった(^^;ゞイヤァ。。あと、去年は日本人アーティストを3人も選んだのに、今年はゼロ。聴きたい日本人アーティストの新譜CDは何枚かあったんですが、買えなかった(>_<)。。林正樹さんという作曲家ピアニストのCDとか、とっても気になってるので、来年はぜひ聴きたいです。新譜に関して言うと、ここ数年は日本人の方が凄い音楽を作ってるように感じます。海外はどこか媚びたような作品が多い中で(アメリカなんて終わってる…)、これは本当に凄いと思います。今年もお世話になりました。それではみなさん、良いお年を(*^-゚)/~♪!!
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Comments
No title 
Bach Bachさん、こんばんは。
クリムゾンからソニックスまで、タンゴとキューバとクラシックとスプリングスティーン、といいものには何でものBach Bachさんらしいランキングですねー。

一年間お世話になりました&よいお年をー。
ありがとうございました! 
翔んだカップル。
テレビと映画しか見ていなかった私に、漫画を教えて頂き感謝感激雨霰です。
立ち読みだけど一気でした!
来年もまた、色々と教えて下さい。よろしくお願いします(笑)
Re: No title 
goldenblue さん、書き込みありがとうございます!
こちらこそ、今年もいい音楽をたくさん紹介いただき、感謝感激でした。ストーンズ新作は、goldenblueさんが紹介してくれなかったら一生聴かなかったと思います。あれ、カッコ良かったです!

今年もお世話になりました。どうぞよいお年を(^^)/。。
Re: ありがとうございました! 
ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます!

ね、ね、翔んだカップル、面白かったでしょ(^^)。一世を風靡した大ヒットコミックですので、僕がえらそうに言うものでもないんですが。TVドラマの轟次郎さんとコミックの杉村さんは永久に不滅です。

今年もお世話になりました。どうぞよいお年を(^^)/。。
その通り! 
ついでに、チャレンジボーイも永久に不滅ですよね!
Re: その通り! 
チャレンジボーイ(^^)、びっくり日本新記録でしたよね?
自転車で平均台の上を何メートル走れるかという回が、記憶に残ってます。翌日、道路に引かれた白線の上を自転車で走ってました。馬鹿だなあ(^^)。。
来年も期待してます 
待ってました、毎年恒例のベスト10ならぬ11。
ジャズにロックにクラシック。はてはクリムゾンまで。
一見滅茶苦茶なリストですが、自分の雑食趣味にこれほど近い方がいたとは驚きです。
もっとも、ご推薦の1位CDを聞いたことも見たこともないので、まだまだでが。

演奏する機会がおありとのこと。
来年はプロからみた楽屋裏話しなども期待しています。

マ・メール・ロアを聞きながら、旧年の御礼と新年のご挨拶まで。
Re: 来年も期待してます 
AKIさん、書き込みありがとうございます!私の心は完全にカナダです。特に湖。

雑食といえば雑食ですね。でも、音楽は雑食が王道だと思ってます…すごい自己弁護(^^;)。
1位のCDはすごいですよ!でも、日本だと手に入れる事自体が大変みたいですし、メディアもほとんど取り上げていないみたいなので仕方ないかも。日本だと、ラティーナを読んでいるか、タンゴに注目している人じゃないとまず出逢わないという意味では、まだ知る人ぞ知るアルバムなのかも知れません。
プロじゃないです、趣味の範囲の恥ずかしい演奏で…(^^;)。でも、やっぱり自分で演奏するのは楽しいですね!どうぞ、よい年の瀬をお過ごしください。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
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