これは1978年、ニューヨークのスウィートベイジルでのライブ録音。レーベルは「ARTIST HOUSE」というところですが、このレーベル、HORIZON レーベルの人が独立して作ったレーベルだそうです。見開きジャケットのLPで、裏っかえすとレッド・ミッチェルの写真、両方オモテみたいなジャケット。そして…ジム・ホールさんのジャズギターは、やっぱりベースとのデュオが一番いいなあ(^^)。前に、ロン・カーターさんとのデュオのアルバムを紹介した事がありますが、それに優るとも劣らない内容。難しいコードプログレッションの曲はなく、演奏もそんなに冒険的じゃなくって、単純なプログレッションをアドリブでリハーモニゼーションしながら、心地よく演奏している感じ。いいなあ、気持ちいなあ~。今回聴いて思ったのは、意外と単旋律でガ~っと弾いちゃうんですね、もっと和音と絡めまくっているイメージだったけど、メロディーの切れ目で和音を挟んでくる程度というのが大まかなスタイルでした。「Fly Me To The Moon」のヘッドなんか、和音は一回しか鳴らず、あとは単旋律。これで聴けちゃうのは、ベースのレッド・ミッチェルさんが良い仕事してるからなんでしょうね。ギターのどソロだと間が持たなくて、こうはいかないかも。