『woodstock -music from the original soundtrack and more-』

Woodstock.jpg アメリカの田舎町へ50万人以上を集め、ジミヘンはじめ錚々たる出演者で開催された空前絶後のミュージックフェスティバル「ウッドストック」のサントラ盤です。LPだと3枚組(CDだと2枚)の大ボリュームで、映画に収録されていない曲も入ってます。ロック好きでこれを聴いていないとしたら嘘、1度は絶対に聴くべし(^^)!!

 出演バンドのほとんどがアメリカのミュージシャン。イギリスはフーぐらいかな?そして、昔聴いた時のイメージと違い、意外とフォーク勢が多いです。昔はこのフォーク勢が退屈だな~とおもってたんですが、今聴くと退屈だったはずのフォーク勢がすごくいい。ジョン・バエズをはじめ、だいたい歌も演奏もヘタで( ̄ー ̄)、やっぱりアメリカはヨーロッパに比べると音楽文化後進国だったんだなあと思う一方、逆にいうとプロの職業音楽ではなく民衆の声がリアルに歌になったガチのフォークロアがアメリカにはあったんだなあ・・・というところが、大人になってから聴くとじんじん伝わってきます。ちょっとだけ英語が聞き取れるようになったのが大きいのかも。1曲目のジョン・B・セバスチャンの弾き語りなんて、大人になってから聴くと、なんで「I had a dream」なんていうもの悲しい曲を一曲目に持ってきたのか、これがすごく意味深でジ~ンときてしまう。。

 そして、ロック勢。僕的な最初のピークはCD1枚目の最後(という事は、LPだと2枚目A面ラストかな?)のジョー・コッカーのビートルズ曲「With a little help from my friends」。あのなんだかよく分からない曲を、感動的なロックバラードに仕上げていて、最初に聴いた時は驚きました。アメリカのソウルミュージックの伝統か、バンドは結構いい加減なのにヴォーカルがやたらスゴイ(^^)!
 ここから先がスゴイ事になって、押せ押せの大盛り上がり大会!こんな名演があるのかという演奏がめじろ押し。まず、サンタナの「ソウル・サクリファイス」が熱い、熱すぎる!!これを聴いて燃えない人なんていないんじゃないでしょうか?!インストロックの最高峰のひとつ、この演奏にぶっ飛んだ僕はサンタナのレコードを買いあさりましたが、けっきょくこれを超える白熱度の演奏はありませんでした。迷わず聴いて欲しい!!
 そして、あんまり有名じゃないかも知れませんが、速弾きアルヴィン・リー擁するテン・イヤーズ・アフターの「I'm going home」、速くて熱いロックンロール、これも凄い!!テン・イヤーズ・アフターもこれで漁りまくる事になったんですが、自分たちのアルバムではけっこう凝ったサイケな事をやってたりして、シンプルに勢いで押しまくる演奏はこれを超えるものなし!これも超おススメです!!
 そして、僕的なこのアルバムの白眉はスライ&ファミリーストーンの15分に及ぶファンク・メドレー、これが死ぬほどカッコいい、グルーブが凄い!熱い!これはロック好きなら死ぬまでに一度は聴かないと駄目です!!ラリー・グラハムのベースのうねり具合がエグい!客を煽りまくって絶叫に突入していく白熱度がヤバい!これまたここからスライのアルバムは聴きまくったんですが、やっぱりこれを超える勢いの演奏は他に無し(同じ曲のスタジオ盤は音がかなりショボイです^^;)、いや~これだけ名演が揃ったというのは、会場の熱気とかがハンパなかったのかも知れませんね。
 最後はジミヘン。伝説のファズで歪ませまくったアメリカ国家が入っているんですけど、実は僕、このサントラではそんなに感動しませんでした。その前のスライがヤバすぎたんだな…。でもですね、後にジミヘンのこのウッドストックのステージをフル収録した映像を見た事がありまして、それは凄かった!収録曲が違っていたらもっと感動したかも…ああでもやっぱり「I Had a dream」から始まって歪んだアメリカ国家で終わらせるところにアルバム編集のコンセプトがあったんだろうから、やっぱりそれは駄目か。。

 あんまりすごい演奏が揃ってるもんで、後になってアーティストごとにパフォーマンスをフル収録したCDが出たりしてます。僕はとにかくスライが気になるんですが、買った友人いわく「やめとけ」との事。そうそう、僕はロックのライブのフル収録盤に買い直して失敗した経験が山ほどあるので、素晴らしいこのアルバムで止めておくのが正解かも。ウッドストック、ロック好きでまだ聴いていない人は急いで聴きましょう(^^)!!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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