『Chuck Berry / from the beginning 1955~1960』

chuck berry from the beginning 1955-1960 チャック・ベリーのセルフ・カバー・アルバム『Johnny B.Goode』にしびれた中学生のころの僕は、中古盤屋に出ていたこのボックスに飛びつきました。チェス時代のチャック・ベリーのベスト盤LP3枚組、日本語のぶ厚い解説もついてました。そして、同じくベスト盤だと思っていたLP『Johnny B.Goode』を売ってしまうという大失態を犯す事に。。
 さて、『Johnny B.Goode』を売ってしばらくしてから聴いたこのボックス、「あ、あれ?エレピが入ってないし演奏もちょっと違うみたいだぞ・・・というか、演奏が微妙じゃねえ?1曲目のメイベリーンからして、1小節目でいきなり間違っちゃってるんですけど・・・」みたいな。以降何回か聴いたんですが、あのセルフカバーアルバムが刷り込まれちゃったもんでシックリこない(;_;)。でもボックス自体は装丁もライナーもすごく良く出来ていたし、チャック・ベリーのレコードもひとつぐらいは持っていたかったので、聴きはしないけど、ただ持っているだけという変な位置づけのものとなってしまったのでした(^^;)。
 そして今回、何十年ぶりで針を落としたんですが・・・いやあ、メッチャいいじゃないっすか!演奏も下手なんて事は全然なし、むしろバッキングもソロも同時に弾きこなすテクニックはすごいです。ジミー・ペイジっぽいっていうんですかね?ギターはあんまり詳しくないですが、こういう複雑な演奏するとミスタッチが多くなるのは仕方がないのかも。そんな小さな傷より縦横無尽の演奏とノリの良いロックンロールの気持ち良さが圧倒的に勝っちゃう(^^)。考えてみれば、エレピ入りのバック・イン・ザ・USAをチャック・ベリーだと思っている人の方が珍しいはずで、傷があろうがヘタだろうがすごい勢いでバンドブルースを演奏しちゃうのがロックンロールというもんですよね。チャック・ベリーといえばチェスに残したEPや最初の5~6枚のLPの演奏なんでしょうし、やっぱりこのチェス録音こそがロックンロールのオリジナル。そうそう、キンクスのメッチャかっこいいプレイが印象に残ってる「Beautiful Delilah」までチャックベリーの曲だったという再発見まであったりして、聴いていて楽しいひと時でした。

 チャック・ベリーがいなければ、その後のロックの歴史なんてなかったかも知れません。ロックがなかったとしたら、なんと無味乾燥な少年~青年期だっただろうかと思います。ロックやロックンロールが自分の青春時代と直結している人って、世界中に無数にいると思うんですよね。チャック・ベリーさん、いい音楽をありがとう!どうぞ安らかに。


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音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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