『Bo Diddley』

BoDiddley.jpg チャック・ベリーと同じチェス・レコードからデビューしたもうひとりの黒人ロックンローラーを。ボ・ディドリーです。今書かないと、死ぬまで書かなそうだしね( ̄ー ̄)。

 ジャケット写真にもあらわれてますが、ダンスパーティーなんかで演奏する、いかにも50年代アメリカのショーバンドという感じ。58年発表のボ・ディドリーのこのデビューアルバム、1/3はたしかにそういうロックンロールやフィフティーズを演奏するショーバンドっぽいんですが、もう1/3は思いっきりバンドブルースです。「I'm a man」なんて思いっきりマディ・ウォーターズだし、「Bring it to Jerome」のブルースハープなんて強烈にホンモノのブルース。ところで、何曲かでブルースハーモニカを吹いているBilly Boy Arnold って誰?知らないんですが、思いっきりシカゴ・ブルースっぽいブルースハープで、メッチャかっこいい。。さて、残る1/3が何かというと…「ボ・ディドリー・ビート」とか「ジャングル・ビート」といわれてるリズムを使った曲。口で説明しにくいんですが、「ジャングル黒べえ」のドンドコした太鼓のリズムとか、ディズニーランドのジャングルクルーズで聴かれるあのアフリカっぽい太鼓のリズムとか言えば伝わるかな…。あのリズムが、ボ・ディドリーの代名詞かも。
 それで、この人の音楽は、バンドブルース以外の音楽は、チャック・ベリーみたいな疾走感があるわけでも、プレスリーみたいなカッコ良さがあるわけでもなく、ねちっこくひたすら同じ事をくりかえす感じ。曲も、チャック・ベリーだと短いロックンロールの間にギターソロがあってピアノソロがあってセカンドコーラスではヴォーカルオブリがかぶって・・・みたいなドラマを作るんだけど、この人の場合はそういう事はあんまり考えてないみたいで、同じ事をくりかえします。これがやみつきになるか、単純と感じるかで評価が分かれるかも知れません。でも、このアルバムに入ってる「Diddy wah Diddy」はキャプテン・ビーフハートのカッコよすぎるカバーを生みましたし、「Who do you love」はクイックシルヴァー・メッセンジャーズ・サービスのこれまた強烈にサイケデリックな名カバーを生んだので、後のロックに与えた影響もおおきかったアルバムなのかも。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
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音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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