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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『バリ 彩りのガムラン&ケチャ』

bari_Irodorino gamran kecak バリの音楽といって、ケチャに並んで有名なのがガムランです。ケチャが土着音楽に近いものであるのに対し、ガムランは宮廷音楽に近い音楽です。バリ島のあるインドネシアは、無数の島からなる国で、多くの島にガムランがあり、それぞれに特色があります。ジャワ島のガムランが優雅な、まるで癒しのイージーリスニングのような響きを持っているのに対し、バリのガムランはかなり激しい、ものすごい迫力の巨大アンサンブルです。

 このCDには、1960年代という古い年代の現地録音が大半を占めていて、まだ相当に泥臭かった頃のバリ島のガムランを聴くことが出来ます。これがもの凄い迫力で、バリ島という事からか、ケチャに通じるようなものすごい入れ子細工のアンサンブルが、ものすごい統率力で変幻自在に絡まっていきます。ガムランのオーケストラの主要楽器に、音階を持つ金属製のゴングのようなものがあるんですが、この音階が、今のポップスやジャズやクラシックに慣れた耳からすると、非常に変わった音程感覚で、もしかして西洋の音階にはない音程で作られている気がします。これが大変にエキゾチックな感じで、格好いいです。あの有名な、ギラギラの装飾具をつけて踊るバロン・ダンスのバック・ミュージックのパートも収録されています。バロン・ダンスは生で見たことがあるんですが、私が見たものはかなり優雅な感じのものでした。なるほど、宮廷文化なんだな。

 あと、このCDにはケチャも収録されています。これもまたド迫力なんですが、残念ながら4分ほどの抜粋。これ、フルで聴いてみたかったなあ。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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