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映画『2000人の狂人』 ハーシェル・ゴードン・ルイス監督

2000maniacs.jpg ゴアフィルムとスプラッター映画の違いってなんだろうと思ってたんですが、昔はスプラッター映画をゴアといったみたいで、どうやらおんなじみたい(^^)。さて、ひとつ前の『サンゲリア』の日記で、僕は「血や内臓がドバドバ出るような描写ばっかりのゴアフィルムは苦手」なんて書きましたが、面白い(というと語弊があるかな^^;)と思ったものもありました。それがこの映画「two thousand maniacs!」!1964年のアメリカ映画です。

 アメリカの田舎道を車で旅行していた3組のカップルが、ウソの道路標識に導かれて小さな田舎町にたどり着く。町ではちょうどお祭りをやっていて、町の人たちは浮かれ気味。しかし、陽気に騒ぐ人たちが指をハサミでちょんぎり、くぎだらけのタルの中に押し込めて坂から転がし…と、とんでももない残忍さで旅行者を殺していく。ひそかに抜け出した旅行者のひとりが石碑を見つけると、なんとこの村は・・・

 なんでゴア&ゾンビ映画の傑作と言われてる『サンゲリア』はダメだったのに、『2000人の狂人』は面白いと思ったのか。たぶん、現実の延長として映画をとらえる事が出来たるどうかの差だと思うんですよね。ブードゥー教の呪いで死者が復活して人が襲われたと言われても映画の中だけの話で、現実の延長にそれを置くことは僕にはちょいとむずかしいんですが、人にだまされていきなりひどい殺され方をするというのは、現実にありえます。その恐怖を最大限に感じさせるためにゴアな表現が使われてるんであって、恐怖そのものはリアルさがないと精神的な恐怖にはならなくって、一歩引いて眺める見世物になっちゃう。こうした現実との境界侵犯のしかけは、この映画には他にもあって、魅力的な町の女性や善良そうなおじいさんが、笑顔で惨殺に加わります。僕らは、現実の世界で異常な事件があると「あいつはおかしい」と、その人間を自分や社会とは相いれない異常者という事にして、自分や自分のまわりの社会は安全と考えたがる傾向があると思うんですが、でも自分が安全と思う要素タップリの人がこういう事をやると、もう異常者と安全な社会を区分けするものがなくなってしまう・・・。こういう現実の社会と映画の境界線をあいまいにする仕掛けの有無が、『サンゲリア』と『2000人の狂人』の差なんだと思います。そうそう、この映画の指がちょん切られるシーンはマジで痛そうだった(゚д゚ノ)ノ 。特撮の出来栄えがどうとか言う事でなく、その恐怖描写がね…貞子の3倍はビビりました。。ゴアフィルムをみるなら、この映画がぼくのイチオシです!
 あ、あと、音楽ブログ的には、アメリカの田舎町でブルーグラスが演奏されている描写がとてもよかった!!日本で演歌を支持する世代や地域や職業があるのと似たような感覚で、アメリカでもブルーグラスやカントリーを支持する層があるんでしょうね(^^)。ブルーグラスって、やっぱりバンジョーだけはバカテクです。。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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