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映画『タクシードライバー』 マーティン・スコセッシ監督

TaxiDriver.jpg 同じくマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デニーロ出演の映画で、こちらは1976年作。この映画で、スコセッシ監督さんは名を挙げたんじゃないでしょうか?!

 主人公はタクシードライバー。目的もなく、無為に日々を過ごしています。でも、本人がそれでいいと思っているかというとそうでもなく、自分でもなにか空しく思ってるみたい。そんな彼が、夢想をはじめ、銃を手に入れ、自分を鍛えはじめて・・・。

 この映画は、後期アメリカ・ニューシネマに数えられているみたいっす。僕はニューシネマというものの定義がよく分かっていませんが、共通項を挙げるとすれば、主人公が空しさや苛立ちを抱えていて、これがテーマになっているところでしょうか。ニューシネマ全盛期はベトナム戦争の時代なので、そういうところも影響してるかも。この手の理由のわからない空しさとか苛立ちとかって、たくさんの人が若いころに経験してるんじゃないかと思うんですよね。いろいろあるとは思いますが、どうやって生きたらいいのかが分からないとか、よく分からないけどとにかく虚無感にさいなまれるとか。そんなときにとてつもないことを思いついたりすると(貨物船にもぐりこんで外国に行ってしまうとか、1億円強奪とかね^^;・・・夢物語だけど、でもやろうと思えば挑戦は出来るわけだし、実際にやったら善悪はともかく間違いなく人生がガラッと変わる事、みたいな…)、なんか急に希望が湧いてくるような空想。でもたいがいは空想だけで終わっちゃう、みたいな(やったらマズいですしね^^;)。それをそのまま描いたのが、この映画なんだと思います。この映画をいいと思った事はないんですが、でも気持ちは分かるな。人によっては「中二病」「痛いヒーロー像」ぐらいにしか思えないかも知れませんが、ランボーや中原中也の詩とか、ああいうものが分かる人には、なにか伝わる映画なんじゃないかと。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したみたいです。


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Comments
避けて通ってます 
自分の青春時代の葛藤と、ベトナム戦争、ヒッピームーブメントがなんとなくオーバーラップしています。(実際の時期は6年くらいずれているのですが、当時は今ほどリアルタイムにアメリカ文化が入って来てなかったので。)
「真夜中のカーボーイ」や「俺達に明日はない」とか、深夜のTV映画で見て、1人で暗く感動して記憶があります。
それが、その時代の代表作「タクシードライバー」を見たことないなんて失格ですね。
何度も見ようと思ったのですが、今の時代に今の歳で見ても、何の感動もしないような予感がして、結局いつも避けて通ってます。
Re: 避けて通ってます 
AKIさん、書き込みありがとうございます。暑いですねえ。

「タクシードライバー」、僕も必見の映画ではないと思います。AKIさんのおっしゃる通り、色々と思い悩んでいる若いころに観ないと共感しにくい気がします。また、映画の内容も今と昔では意味が変わってきていて、それはジャケットの変更にもあらわれている気がします。昔は「弱々しいしがない一市民のタクシードライバー」っぽいポスターだったなのに、今は「アウトサイダー的な強そうなモヒカンのグラサン男」がブルーレイの表紙になってます。昔は無為な人間の葛藤がテーマだったのに、今ではこれが中二病のヒロイズムにしか映らなくなってしまったという。AKIさんがおっしゃる当時のアメリカ社会の背景が、この映画の大事な背景になっている事は、間違いないとおもいます。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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