『George Russell / THE JAZZ WORKSHOP』

George Russell THE JAZZ WORKSHOP コンテンポラリー系ジャズの名作曲家アレンジャーのジョージ・ラッセルさんの1956年作品。これより古い作品を知らないので、これがデビュー盤かな?「ワークショップ」なので、ジョージ・ラッセルがいろいろ考えたジャズのアレンジやアドリブのためのアプローチ方法なんかをみんなでやってみようというコンセプトたったんじゃないかと。というわけで、ラッセルさんは作曲とアレンジのみ、演奏はしていません。かわりにピアノを演奏しているのがビル・エバンスなんですが、さすがクラシックとジャズの両方を学んでいた名プレイヤー、ラッセルさん本人が演奏するより整ってる(^^)。いや、ラッセルさん本人の演奏も、とんでもなくガッツがあるし響きのアイデアなんて超独特だったりするのですごい好きなんですけど、うまさで言ったらさすがにビル・エバンスは素晴らしいなあ。。他にはアート・ファーマー(tp)とバリー・ガルブレイス(gtr)がレギュラー。ベースとドラムは曲によってけっこう入れ替わります。

 ジョージ・ラッセルさんの作曲やアレンジって、新しさと古さが同居してると感じます。50年代後半~60年代のアメリカ映画を見てると、たまにジャズがBGMに使われている時があるじゃないですか。その頃のアメリカ映画って、今ほどお客さんにこびていないものもけっこうあって、「ムーディーなジャズ」じゃなくって、けっこう挑戦的なスコアだったりすることもあったりして。あの感じがジョージ・ラッセルさんの音楽にはただよってます。有名な「リディアン・クロマチック・コンセプト」みたいな研究家肌な面もあったのかもしれませんが、それが響きの面でゴリゴリにコンテンポラリーな作品を生み出すかというと、意外とそういう事の方が少なくって、ストレートジャズにちょっとだけコンテンポラリーなスパイスが効いてる、みたいに聴こえるものが多いです。このアルバムもそうで、ラッセルさんのレコードの中ではいちばん普通のジャズに近い感触でした。


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ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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